出版社内容情報
ふるえる、動作が鈍くなる、姿勢を保てない。パーキンソン病の人でも動ける体を維持する最新療法を順天堂大学の先生が徹底解説。
服部信孝[ハットリノブタカ]
著・文・その他
内容説明
ふるえる、動作が鈍くなる、筋肉がこわばる、姿勢が保てなくなる。パーキンソン病の人でも、動ける体を維持し、前向きに暮らすための最新療法から簡単リハビリなど自宅療法を徹底解説。
目次
第1章 パーキンソン病になっても、寿命まで元気に生活できる!
第2章 パーキンソン病とはどんな病気なのか?
第3章 新薬が続々登場!薬の使い方、効果についてくわしく知る
第4章 意外と知らない人が多いパーキンソン病の外科手術「DBS」
第5章 最新の話題・iPS治療の可能性と「サプリ」の有効性
第6章 リハビリテーションの重要性と家庭でできる簡単ケア
第7章 短い時間でも、満足できる診察を受けるコツ
著者等紹介
服部信孝[ハットリノブタカ]
順天堂大学医学部脳神経内科教授。1985年、順天堂大学医学部卒業。同大学院修了。医学博士。2006年より現職。パーキンソン病研究において、1996年~2006年における論文引用回数は世界第7位にランキングされる(引用回数はその論文の重要性をあらわす)など、世界的にもパーキンソン病研究の第一人者として高い評価を得ている。専門は、パーキンソン病、神経疾患全般(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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更紗蝦
20
パーキンソン病の人に前向きな気持ちで暮らしてもらうことを目指した本なので、ある程度自力で日常生活を送れている段階の患者さん向けの内容です。良書ではあるのですが、症状が進んでいることを自覚している患者さんに「それは病気のせいではなく年のせい」と言うようにしている…と著者が述べてしまっている部分(31p)は、患者本人には読ませられないですし、介護保険に関して中途半端に触れている部分(72p)は、過度な期待を読者に持たせてしまう可能性があります。2021/12/27
tobihaze
10
パーキンソン病を専門にする医師が、患者さんや一般の人に、パーキンソン病とその対処法などをわかりやすく説明してくれます。医師が患者さんと旅行に行く会があったり、患者さんに寄り添った医療、というか、こういう形もあるのだなぁ、と。罹患しても気持ちの持ちようも大事だと、患者さんの気持ちに届くようにと、温かい想いを感じる本でした。2020/07/19
yam6
3
超有名教授服部信孝先生の一般向けパーキンソン病解説書。ご自身の経歴自慢も混ぜながらではあるが、大変分かりやすく解説されている良書だ。さすが、我が国最高峰の神経内科を作り上げた先生だ。ただ、順天堂行っても治療がうまくいかなかったり、対応に不満を感じる患者さんや家族がいることや、そもそも病院にかかることも困難な環境にいる患者がいることも、先生には知っていてもらいたいんだなぁ。2019/05/18
かんな
0
ケアのヒントがあるかと思いまして(-_-;)2023/08/27