ヒーロー文庫 無欲の聖女〈４〉

中村 颯希【著】

主婦の友社（2018/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 360p／高さ 16cm
• 商品コード 9784074290970
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

「湖の貴婦人」によって、精霊の湖に辿り着いたレオノーラとビアンカ。神聖な森を踏み荒らした学生に怒りを抱いていると思ったビアンカはなんとか詫びて、湖の貴婦人の怒りをとこうとする。古代エランド語が得意ではないビアンカは、レオノーラに通訳を頼み、湖の貴婦人に慈悲を乞う。しかし守銭奴レオノーラは、この機会に陣ビジネスの契約を取り付けようと思っていた。ビアンカの謝罪を超解釈し、勝手に取り引きを持ちかけるレオノーラ。対する湖の精霊は「湖の洗礼」と称し、二人を再び水に呑み込んでしまうのだが―。

著者等紹介

中村颯希［ナカムラサツキ］
『無欲の聖女』にてデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[まりも]

水の精霊に出会うことが出来たレオが、下心剥き出しで交渉に臨むシリーズ第四弾。無欲の聖女ここに爆誕。もはや完全に外堀を埋められ、婚約者としての立場を確固たるものにしてしまうとか、これどーすんねん(笑)流石に水の精霊にはレオの守銭奴っぷりがバレてたけど、それ以外に関しては平常運転というか、それ以上の速度で無欲の聖女の伝説が出来上がる様には笑いが止まりませんでした。勘違いさせたらレオの右に出るものはいないな。頼みの綱はレーナのみやけど果たしてどうなるのか。次巻も楽しみです。

2018/02/06

[ダージリン]

レオの聖女っぷりは、本人がまったく意図していないのにもはや伝説級に〜(笑)。でもちゃんとレーナが理解してくれているから、なんとかなるはず!?

2018/01/04

[瀧ながれ]

「無欲の聖女」という通称が世間にも広まり、皇子の婚約者として認知されてしまったレオノーラは、もう逃げられないのではなかろうか…。レーナも下町に居場所を作りつつあるし、この話がどんな決着でも、誰かがかなしい気がします、どうするのかしら。でも、恋愛なんて興味もない男の子であるレオノーラが皇子と結婚するのは、かなりの精神ダメージだと思うんだ、やめといたほうがいいと思うんだ。今でさえ、言いたいことを言えない伝わらない生活で、ストレスたまってないか心配なのに。精霊「湖の貴婦人」がちょっと俗っぽくて愉快でした。

2018/01/08

[しましまこ]

皇子アル坊に成り損ねちゃったな。相変わらずぐふぐふ笑っちゃうよ。続きは？

2021/05/16

[しまふくろう]

続けて購入。４巻目にして表紙で女の子が太ももチラ見せする法則を破っていて驚いた。　物語はレオノーラが精霊の試練に打ち勝ち王様と王妃様にも認められて皇子の婚約者として国民達にお披露目されたというハッピーエンド話。　傍から見ればそんな感じで王道の恋愛物語が繰り広げられていた訳で、そりゃあ周りが勘違いするのも仕方がないよなあと納得出来て面白かった。　ここまでこじれると、もう入れ替わりを戻すに戻せないんじゃあ。

2018/09/24