出版社内容情報
人づきあいが苦手で、思いついてすぐ行動するが挫折する「大人の発達障害(アスペルガー症候群・ADHD)」のシーン別対策集。
司馬理英子[シバリエコ]
著・文・その他
目次
1 大人の発達障害“アスペルガー症候群、ADHD”の正しい知識(発達障害とはどのような状態のことをいうのか;大人に見られる発達障害はどう気づかれるか ほか)
2 “アスペルガー症候群”対人関係で悩み、コミュニケーションが苦手な人のシーン別解決メソッド(人づきあいを上手にする方法;言葉を使ったコミュニケーション ほか)
3 “アスペルガー症候群”の人のコミュニケーション力が身につくビジネスシーン別会話メソッド(会話の基本;相手との距離感を間違えない ほか)
4 “ADHD”よくあるシーン別解決メソッド(「落ち着きがない夫」の解決法;「落ち着きがない妻」の解決法 ほか)
著者等紹介
司馬理英子[シバリエコ]
岡山大学医学部、同大学院卒業。1983年渡米。アメリカで4人の子どもを育てるなか、ADHDについて研鑽を深める。1997年『のび太・ジャイアン症候群』(主婦の友社)を執筆、出版。同年帰国し、発達障害専門のクリニックである「司馬クリニック」を開院。中学生までの子どもと高校生と大人の女性の治療を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なるみ(旧Narumi)
23
事例が具体的でわかりやすかったです。2018/12/11
ごへいもち
13
読んだかどうか全く記憶にない(/ _ ; )2023/01/03
アルカリオン
11
KindleUnlimited 「新社会人研修」みたいなのと結構、類似した内容があるな。経験を通じて自然に習得する人もいれば、明示的に教えられないと気が付かない人もいる。個人の特性・環境等によって習得・適応が容易な場合とそうでない場合がある▼発達障害の有無にかかわらず、「自分の発言が相手にどう受け止められ(う)るか」という点については、小中高大で教育する必要性が高いと思う。最近はSNSの文字コミュニケーションが原因となるトラブルも多いみたいだし。2021/06/12
noko
7
当事者の方が読むと良いと思います。アスペルガー症候群とADHDの両方の特性と、対処方法を書いていますが、対処方法の具体例はアスペルガーの人向けに感じました。会話で気をつけることや、人と話すときの姿勢など、絵でも言葉でも細かく解説されていて、親切です。アスペルガーの方は会話するときどこに目線を向けて良いのか迷うとよく聞きます。これに対しても絵で描いてあり、適度に目線を移動させることまでのっていて、よかったです。きっと誰かの役にたつ本です。2023/03/20
いっぺ
6
申し訳ないのですが、私には合わなかったみたいです。いろいろなシチュエーションや、性格や行動の傾向に対してこうすれば良いという対処方法の「状態目標」や「行動目標」は示してくれています。でもその「そうなること」や「そうすること」が難しい人にとっては、「じゃあ具体的にどうしたら改善できるのか」ってところが切実に重要なのに、そこまでは踏み込んでくれないもどかしたが残りました。私自身の状態がかなり重篤なのも、この本だけでは物足りないと感じる原因なのだと思います。発達障害の特徴と、対策の方向性が分かる本かな、と。2019/01/23
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- 和書
- もの食う人びと 角川文庫