- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > ヒーロー文庫
内容説明
家族を持ったことのない、遠い異世界からやってきた女。家族を失い遠い大陸から戻ってきた男。終戦間もない混沌の時代に二人は出会った。女ができた仕事はただ一つ。魔王を狩ることのみ。男ができる仕事はただ一つ。料理を作ることのみ。やがて女と男は店を持ち、家族を作り、そして異世界の客を招く。かくて始まりし『異世界食堂』。毎週土曜日にだけ開くこの店は、絶品の料理で、多くの客をもてなす。『洋食のねこや』、創業五十年。『異世界食堂』、開店三十年。今日も、チリンチリンと扉が開く。
著者等紹介
犬塚惇平[イヌズカジュンペイ]
『異世界食堂』にて待望のデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
-
Aoi-Takt本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズ
134
異世界食堂の常連客達が普段注文している料理以外の料理を頼んで、新たな美味なる料理に驚嘆したり、異世界食堂でバレンタインフェアや食べ放題を開催する等、ますます賑わいを増す異世界食堂の日々が詰まった巻でした。店主の祖父母の馴れ初めや、異世界食堂で働き始めて一年が経ったアレッタの頑張りを店主がしっかりと見ていたり、異世界食堂で食した料理を自分の世界でも作れないものかと試行錯誤する客達の姿が印象的で、常連客達が知り合いを伴って来店するお話が多く、異世界食堂の新規顧客はこれからも増えていくのだろうと感じました。2017/08/13
オセロ
84
kindle unlimitedにて。 常連さんが親しい人達を連れてきたりして更に活気が増していく洋食のねこ屋こと異世界食堂。 そんな中でお客さんの思わぬ再会があったり、家族愛が感じられるものがあったり、ハートフルストーリーが多いように感じられるものが多かったかと思ったところで、まさかねこ屋誕生の秘密を知る店主の祖母が登場するとは。 個人的にアレッタに恋するパン屋の少年の今後が気になります。2022/11/09
まろんぱぱ♪
83
美味しいモノを美味しく食べることの幸せが満ち溢れる作品。やはり、エレンとヘルマン一家のバーベキューの話は、幸せとは美味しいモノを食べることである、そして幸せだから美味しく食べる!と感じます。美味しい!という笑顔のアイコンの破壊力、表紙からそーですもんね。ねこやの扉の謎の一端が垣間見えます。戦後の二人の男女の出会いが、この食堂を作ったんですね。新しいキャラが多い巻、満足しました、ご馳走さまでした。ビールとポテトチップスが食べたい(笑)2017/07/09
九月猫
75
もう慣れたし~、割と表現が同じだし~と侮って、夜中に読みだした愚か者なワタシ。おなかすいたよぅと泣きべそかいたことはナイショです(笑)食べ物はさておき、今回は何といっても巻末の番外編「あさごはん」がよかった。プロローグと本編最後の「ロースカツ」と合わせて……あれ?おじいちゃんじゃなくて、おばあちゃんの方だったの?!いやん、勘違いしてたわ。そしてアレッタちゃん好きとしては、彼女が今巻もおいしいものをたくさん食べることができたうえに、昇給までしたことが非常に喜ばしい♡2017/08/20
ゆかーん
74
アニメも始まり、盛り上がっている『異世界食堂』もシリーズ4巻目。一見バラバラのお料理小説のようですが、登場人物の名前や場所を確認すると、あちこちで話が繋がっていることに驚きます。かなり前に読んだので、忘れている人物も沢山いましたが、一品一品思い出すと一人一人のエピソードも蘇って、一層楽しめます。また今回も、美味しそうな料理の描写が沢山あるので、毎度のことながら私のお腹はグーグー鳴りっぱなしでした(笑)最後の「番外編」では、『ねこや』の誕生秘話も楽しめ、異世界と人間界の繋がりも理解出来て大満足です!2017/09/29