内容説明
昔の人が慈しんで使い続けた布を服とバッグにチクチク再生。時の流れ、布への想いを重ねながら、命を吹き込む私だけのおしゃれ。
目次
1章 私たちの古布手作りヒストリー
2章 古布が経てきた“時”を慈しむ
3章 古布へのこだわり
4章 古布でかんたん手作り
古布の手作りQ&A
5章 古布バッグの放つ存在感
6章 一枚でサマになる古布コート
7章 古布に似合うコーディネートアイテム
著者等紹介
堀内春美[ホリウチハルミ]
これまで古布をリメイクした服を約500点縫っている
村松みち子[ムラマツミチコ]
20年以上前から、古布のパッチワークで小物作りを行う。近年は、パッチワークに限らず、いろいろな技法で古布の魅力を生かしたバッグやポーチ、めがねケースなどを制作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
29
どうしても捨てられない服がある。20代の頃、アートイベントのコーディネートや通訳を手伝っていた時に出会った故・牛田みのりの服だ。もうボロボロで、外出着にすべきではないかもしれないけれど、大切な集まりに着ていく。着ていけない場合は、自分が何かの賞を取った時に彼女が作ってくれたポーチを持っていく。中に彼女の字が書いてある。そして、生き延びて好きなことができる自分の幸運を思い、毎日をまた送ることができるのだ。記憶と時が作り上げる不思議な関係をこの本でまた再確認。素敵だった。2019/04/21
布遊
26
趣味の洋裁の本やファッション誌は、ここには載せないのだけれど・・この本は、文も多かったし、二人が大切にしていることも書かれていたので、記録することにした。このような、自給自足の生活が理想。2019/09/14
tonpi
7
いいね2019/01/07
Yoko
7
各ページ垂涎もの。それこそ舐めるように見入ってしまう。お二人の凛とした佇まい、手間と時間が積み重なった襤褸たち、あー美しい。2018/04/20
ユウティ
6
素晴らしい。まずこの表紙の茶と黒のコート。神社に奉納するのぼり旗を柿渋×3回&鉄媒染したものだそう。めっちゃくちゃカッコいい。小柄な日本人でシニアの女性がこんなカッコよくコートを羽織れるなんて。続く扉のジャケット。可愛いー!パッチワークされまくった藍と白のコントラストがもう。ブラウスを繕っていたらこうなったと。昔の人は裏地まで色やバランスを考えて当て布をしていたらしい。そのコツ知りたい。独特のしわをよせたバッグは何かで作ってみたい。良いと思う品を堂々と着れる自分を育てていかないとなあ。いやぁ素敵だった。 2025/04/06