ヒーロー文庫 ガルディナ王国興国記〈１〉

桜木 海斗【著】

主婦の友社（2016/12発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 424p／高さ 16cm
• 商品コード 9784074194209
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

一人の青年が妹と一大国家を作り上げる物語。獣人、エルフ、ドワーフのために、新たな秩序、文化、歴史が創世される。

桜木海斗［サクラギカイト］

内容説明

天城繁久は、ある日突然、異世界に放り込まれる。剣と弓、そして魔法の国・ノーステンシア大陸。彼に与えられたものは、「レオン・クライネルト」という名と、己の知り得ぬはずの知識、そして、人知を超えた能力と寿命を誇る「ドラグニル」の身体。そして、記憶の混濁、意識の侵食が彼を襲う。苦痛に見舞われた彼が意識を手放し、再び目覚めた時、あまりにも不条理な現実に直面する。レオンは、人間が「亜人」と呼び蔑み、見下し、家畜として扱われている者達を集め、彼らのための国家を作り上げ、世界を変えるために大陸に戦乱を呼び起こすのだった―。

著者等紹介

桜木海斗［サクラギカイト］
元海上自衛隊員。『ガルディナ王国興国記』にてデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まりも]

動物大好きな青年が、召喚された異世界で出来た獣人の妹と共に国作りを始めるファンタジー物語。ケモナー大喜び。俺も獣耳大好きやからもふりたい気持ちはよくわかるよ。チート能力を活かした国作りという事で、バトルは控えめですが、テンポは良いのでサクッと読めるのが良いですね。主人公のチート能力もそこまで派手なものではないので、チート展開に飽き飽きした人もそれなりに楽しめるんじゃないでしょうか。ぶっちゃけ目新しさは無かったけど、結構面白かったし、次巻も読んでみようかな。

2016/12/04

[真白優樹]

ある日突然強大な力を持つ亜人として転生した青年が、亜人達の国を作り上げていく物語。―――虐げられし者達の為に、一つの国を作り上げろ。神が如き強大な力と長命な寿命。だけど国は一人では作れない、だからこそみんなの力が必要で。派手な手は使わず堅実に、一歩ずつこつこつと国を作り上げていく物語といった感じの今巻は、仲間達が集合し、国が少しずつ出来上がっていく始まりを描いた巻となっている。優秀な仲間達が集い、形を作っていく彼らの国。だがいずれ人間との激突が避けられぬとしたら、どうなるのか。 次巻も楽しみである。

2016/12/08

[よちたか]

異世界転生内政チートもの。なろう系には良くあるジャンルだが、主人公の人類を超越した神の如きチートぶりと亜人建国記であることが特徴。ステータスの数値が出てきた辺りで嫌な予感がしたが、思った程悪くなかった。内政ものは技術革新による富国強兵パターンが多いが、この作品は人材育成と組織作りに焦点を当てているのが面白い。1巻では国造りの話で終わってしまったが、今後間違いなく人間との衝突が起こるはずなので、その展開も楽しみ。ただ、なろう系の内政ものは、出版されても余り売れていないようなので、どこまで続けられるかが心配。

2016/12/07

[森脇監督代行]

獣人を集めて異世界で王国を築くというお話。基本的に国造りの話のため戦闘シーンなどはなく内政がメインで作中の時間経過もそれなりに早い。 　斬新ということはないが安定感のあるストーリーでつかみも良かったので次の巻も期待したい。

2016/12/03

[フジ]

最強種族として転生した青年が、人間たちに虐げられていた亜人たちのために国を創るお話。まだまだ国創りの基礎ができた感じ。国内の細かい部署や、いろいろと作り込まれているのは感じました。ただその分、説明文が多くて、スラスラとは読めなかったかな。

2017/01/13