出版社内容情報
中国最南端の海南島、「海と山が共存する空間」に長く暮らしてきた「黎族(りーぞく)」の歴史と生活文化は、まさに「海と山を繋ぐ民族史」といえるもの。黎族は純粋な「山地民族」でも「海洋民族」でもなく、両者の間を自在に行き来し、環境と共生しながら独自の文化を形成していた。その伝統社会は、集落(山)と海辺の作業場(浜)を季節的・機能的に行き来する二重生活構造。そして、山地の集落で採れた産物(穀物・樹脂・薬草)を沿岸の漢族市場や他集落と交換することで、山は自給基盤、海は交易を行う外部との接点、という機能分化が生じている。海を「恵みと異界の境界」とし、山を「生活と祖霊の場」にしている、きわめて複合的な生態的・文化的パターンの生活スタイルは、どこか古代日本人である倭人の生活を彷彿させる。海と山と共に生きる人々、黎族の文化を知るため海南島へ、中國紀行CKRM 的視点で旅を進めていこう。
【目次】
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