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出版社内容情報
「独立した、ジャンルも違う5つの短編が実は巧妙に絡み合わさり、ひとつの長編を構成する」田中哲弥の壮大な構想に基づき始まった雑誌連載に大幅な加筆、修正を加えた(いや、そうしないと話のつじつまが合わなかったわけではない。決して)必見の最新作、ついに登場! ある日突然、普通の大学生栗原守のもとに届けられた千両箱。これは果たして何者が、何の目的で彼に届けたのか!? 「千両箱とアロハシャツ」「ラプソディー・イン・ブルー」「秘剣神隠し」「マイ・ブルー・ヘブン」「千両は続くよどこまでも」、計5編を収録。
内容説明
「独立した、ジャンルも違う5つの短編が実は巧妙に絡み合わされ、ひとつの長編を構成する」田中哲弥の壮大な構想に基づき始まった雑誌連載に大幅な加筆、修正を加えた(いや、そうしないと話のつじつまが合わなかったわけではない。決して)必見の最新作、ついに登場!ある日突然、普通の大学生栗原守のもとに届けられた千両箱。これは果たして何者が、何の目的で彼に届けたのか!?「千両箱とアロハシャツ」「ラプソディー・イン・ブルー」「秘剣神隠し」「マイ・ブルー・ヘヴン」「千両は続くよどこまでも」、計5編を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山野辺ワラビ
0
これまたずいぶん久しぶりに再読。独立したように見えて、登場人物や設定が微妙に絡まり合っているストーリーも良いが、関西弁のセリフととぼけた語り口が面白い。最初の2話のコメディぶりに比べて3話目以降のシリアスな展開に驚く。とぼけた調子は相変わらずだが。大阪知事による独裁支配下で、お笑いコンテストに勝ち抜いてクーデターを起こそうと企むレジスタンスの悲哀を描いた「マイ・ブルー・ヘブン」が特に好き。挿絵は時代を感じる。2013/05/16
角
0
O2012/02/20
脂肪分
0
「無関係っぽい話をつなげてみた」だけで、つなげた先には特に何もない。2005/01/08
faux-stendhalien
0
80点。それぞれ微妙にリンクした、ジャンルも文体も異なる五つの短編。そのリンクの仕方があまり見事ではないものの、リンクものの醍醐味である終盤の収束感、というか収束への期待感はかなり煽られて楽しい。4編目の「マイ・ブルー・ヘブン」のラストが白眉。2011/03/20
ぴんしゅりん
0
意味不明とみせかけて実は一つの壮大な物語なようなやっぱり意味不明なような…誰と誰が同一人物なのか、まだ見逃してるところがありそう…2010/12/01