宝塚歌劇は「愛」をどう描いてきたか

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宝塚歌劇は「愛」をどう描いてきたか

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784490209204
  • NDC分類 775.4
  • Cコード C0074

出版社内容情報

宝塚歌劇の「愛」の形を創成期から現代までの上演作品をもとに読み解き、作品紹介や演じられた役者まで解説。

宝塚歌劇作品に不可欠な要素である「男と女の恋愛」を指す『愛』。さまざまな作品を通して、その男女の描かれ方のパターンを「愛の方程式」と本書では読び、いつごろから「愛の方程式」が確立されてきたのか、またこの先どうなっていくのか、作品を通して愛を語る。

はじめに

第1章 「タカラヅカ流 愛の方程式」とは?
 「タカラヅカ流 愛の方程式」とは何か?
 「愛の方程式」を取り巻く現状と課題

第2章 「愛の方程式」はこうして生まれた
 創成期、作者としても大活躍した小林一三
 一三の心の拠り所だったタカラヅカ
 小林一三のラブロマンス
 創成期は「男性のもの」だったタカラヅカ
 愛の国フランスからレビューがやってきた
 行動力の人・白井鐵造
 「愛の方程式」ここに誕生!?
 「ロマンティック・ラブ」と「愛の方程式」
 「レビュー時代」に対する一三の複雑な心境
 「タカラヅカ・トライアングル」…3つの基本要素

第3章 戦後の「愛の方程式」の発展
 「翼の決戦」に「愛」は描かれたか?
 昭和の名作は「ラブストーリーの王道」
 恋に命をかけるヒロインたち
 「恋愛結婚」が当たり前になった時代
 菊田一夫と「君の名は」
 タカラヅカ版は「ワルシャワの恋の物語」
 50年代の作品は今よりバラエティに富んでいた!
 小林一三が絶賛した「河童まつり」とは?
 60年代、郷土芸能から海外ミュージカルまで
 「ミュージカル・ロマンス」花盛りだった時代

第4章 「ベルばら」「風共」「エリザベート」にみる「愛の方程式」の変容
 「ベルばら」が「ヅカ調」を復活させた!?
 「恋も仕事も手に入れた」オスカル
 「風と共に去りぬ」にも潜む「愛の方程式」
 仕事を持つ女性が増え続けた40年
 自立したタカラヅカのヒロイン、でもやっぱり愛は必要?
 柴田作品にみる「大人の愛の方程式」
 「ロマンティック・ラブの嘘」を暴いた「エリザベート」
 時代の転換点に「名作」あり
 「ポスト ロマンティックラブ世代」だった私

第5章 「逆転裁判」に愛は必要だったのか?
 恋愛のゴールが「結婚」ではなくなった!?
 「めぐり会いは再び」は何故ウケたのか?
 愛のためには死ななくなったヒロイン
 相反するニーズに応えた「逆転裁判」
 ゲームの世界も「ミュージカル・ロマン」に
 「ブラック・ジャック」にみる時代の空気の変化
 2・5次元ミュージカルとタカラヅカ
 「男女の愛」より「男の友情」?
 海外ミュージカルに生き続ける「愛の方程式」
 「国民劇」が再構築されつつある

第6章 トップコンビと「恋愛方程式」の切っても切れない関係
 トップコンビの「ラブラブ」化現象
 時代とともに変化してきたトップコンビ
 トップコンビは現代の「理想のカップル!?
 「トップコンビ制ありき」の影響力

第7章 「愛の方程式」のこれから
 時代ごとの「愛の方程式」がある
 「愛の方程式」のこれから大予測
 「タカラヅカ・トライアングル」も時代とともに

あとがき

内容説明

タカラヅカ流・愛の方程式…は、いつごろ生まれ、これからどうなっていくのか?

目次

第1章 「タカラヅカ流・愛の方程式」とは?
第2章 「愛の方程式」はこうして生まれた
第3章 戦後の「愛の方程式」の発展
第4章 「ベルばら」「風共」「エリザベート」にみる「愛の方程式」の変容
第5章 「逆転裁判」に恋愛は必要だったのか?
第6章 トップコンビと「愛の方程式」の切っても切れない関係
第7章 「愛の方程式」のこれから

著者等紹介

中本千晶[ナカモトチアキ]
フリージャーナリスト。1967年兵庫県生まれ、山口県育ち。東京大学法学部卒業。株式会社リクルートに勤務ののち、独立。NHK文化センター講師、早稲田大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

むっちょむ

8
「愛」について宝塚を通して分析した哲学的な本かと期待して読んだけど、宝塚オタクが宝塚の今までの作品の傾向と、世間との関係の分析みたいな、もっとライトな内容で、うーん、、宝塚オタクか、宝塚に多少なりとも興味のある人じゃないと面白くもなんともない本だと思う。。そして私は後書きに私が宝塚にハマった作品が書いてあっただけで大喜びしたりして、すっかりオタクになってしまったのね。。と実感。あと、宝塚ってその時代にあわせて恋愛をわかりやすく咀嚼しやすくして提供してんのかな。ハマるのは恋愛力がないからじゃ?!と思った。。2016/02/17

miu_miu

1
最近ハマッた者としては格好のタカラヅカ歴史本でした。創成期には恋愛は含まれず、続いて白井鐵蔵のパリ風レビューが大人気となるも、それが持つ「エロ、グロ、ナンセンス」を小林一三が恐れて「清く、正しく、美しく」を提唱したとか、描かれる恋愛の形が変遷してきた様子とか、トップコンビ制は1980年代後半からとか、トップスターの大羽根も1990年代後半からとか、ぜーんぜん知りませんでした。時代に合った物語や演出でファンを魅了し続けている様子がよくわかりました。「タカラヅカトライアングル」分析も面白いです2016/04/04

乱読家 護る会支持!

1
タカラヅカ流・愛の方程式の歴史。①主人公とヒロインが出会って恋に落ちる。②身分違いや戦争、病気、婚約者などライバル登場などの愛の障壁。③結末は悲劇時々ハッピーエンド、でも「二人の心は結ばれている」という大原則。第一回公演はラブストーリーの無い桃太郎。フランスからやってきたレビュー。1930年「パリゼット」で愛の方程式誕生。ベルばらで愛の方程式が完成。働く女性の象徴でもあるオスカル。重い恋愛からライトな恋愛へ。。。。らしいですわ、、、全く知らんけど。(^^;;2016/03/06

Great Eagle

1
見たことないんだよね宝塚。でも面白いと思うかそうでないのかよく分からないと思っている。そこで、この本読んでみて、それなりに時代の変遷を経ているんだなと感心しました。2016/02/13

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