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出版社内容情報
21世紀末、南米の科学者達により作り出され遺伝子戦争(ジーン・ウォー)の引き金となった新しい人種「猫目」。彼らは優れた特殊能力を持つ反面、生殖能力がなく、社会から迫害される存在であった。CK(チンピラ・キッズ)として気ままに生きる主人公の少年「リョウ」は、ある日、マリアと名乗る女性に襲われ、その圧倒的な力の前になすすべなく連れ去られる。香港、サイゴンで仲間を加え、襲撃を受ける中、リョウは自分が「猫目」に関するトラブルに巻き込まれる。そんな中、ついにマリア達のもとから逃げ出したリョウは、ロンドンでフィズというひとりの少女と出会う。ふたりは互いに惹かれあい、新しい生活を始めるが、それも長くは続かなかった。リョウは自分の運命を知りつつも、無気力なままマリアたちと合流。「猫目」一族の本拠地であり、旅の最終目的地である衛星国家へ向かう。 そこでリョウを待ち受ける真実、選択する未来とは? 第4回電撃ゲーム小説大賞〈金賞〉受賞作品。
内容説明
ついにマリア達のもとから逃げ出したリョウは、ロンドンでフィズというひとりの少女と出会う。ふたりは互いに惹かれ合い、新しい生活を始めるが、それも長くは続かなかった―。リョウは、自身の運命を知りつつも、無気力なままマリアたちと合流。「猫目」一族の本拠地であり、旅の最終目的地でもある衛星国家へ向かう。そこでリョウを待つ真実とは?そこでリョウの選択する未来は?第4回電撃ゲーム小説大賞「金賞」受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
CCC
1
本格的なSFがやりたかったんだろうなあ……。けれど特別目を引くところは感じられず、また、まとまってもいない。作者が著名になっていなければ、二昔前のSFラノベで一括りにされて顧みられることもなくオシマイの内容だと思う。好みは人それぞれだけど、やはりどうしても結論はこの路線は向いてなかった、になってしまう。今やり直しても同じかは分からないけれど。2013/05/02
サト
0
橋本紡のデビュー作。作者のコメントや作中で何度も語られているように、メタファに満ちている。これまで読んできたリバーズ・エンド、半月、流れ星のような日常的な物語とは違い、直接的な物言いはせずにSF的な設定で強く装飾されている。その点、感情移入はしづらかった。それでも根幹のところは同じなようで、大切なモノを失った大きな喪失感がジワジワと来る。その喪失感から湧き上がる様々な感情を克服していき、自分の意思で未来を選択するようになる過程には、子どもから大人になる一人の人間の成長を読んだようだった。重い話だった2010/12/02
ヨーク
0
結局何が言いたかったのか!? http://blog.livedoor.jp/m_yossy_m/archives/50677334.html2006/09/09
みっくん
0
うーん。ストーリーとしてはイマイチでした。デビューしてから育った作家さんだったんだね。表紙イラストはかわいい。2018/07/23