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出版社内容情報
城塞都市ザールブルグの魔術学校に、創立以来最低の成績を記録し続けるひとりの少女がいた。その少女-マルローネは、錬金術士の卵。まじめに研究に取り組んでいるものの、持ち前の能天気さゆえ、いつも失敗ばかり。そんな姿を見かねた恩師のイングリドが、落第の救済策として、マリーに一軒の工房を与える。工房で5年間研究に励み、作り上げたアイテムの出来次第で卒業を認めてくれるというのだ。希望と不安を胸に抱き、5年越しの卒業試験に挑んだマリーの運命やいかに! PS、SSで人気沸騰の美少女RPG、電撃G's文庫に堂々見参!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
5
大切な人であっても、ずっと一緒に入ればそのありがたさに気付けなくなる。そして、それを失って初めてどれほど助けてもらっていたか、大事な相手だったかを痛感することになる。そうなる前に行動に移せればよいのだが、人はそれ程利口ではないということのほうが多い。2017/06/18
ぽんずもち三個
4
20年以上前に買って売ってまた買いました。うーん、ゲームをしてるからかマリーってこんなにポンコツでいい加減だったかな?と思ってしまいました。私がゲーム自体何回もやっているからサクサク進むからかポンコツ感がないんですよね。登場人物も出ない人もいるし、面白いけどゲームはもっと面白いですよ!と言いたい。小説に出てくる「エリキシル剤」も余裕で作れますよ!ps store でアーカイブ発売中です!2021/07/06
ファーラス
4
20年以上の時を経て再読。アトリエシリーズ初代「マリーのアトリエ」のノベライズ。幼少時に早くも「小説版って、ゲームと何か違うんだよな…」とネガティブを背負っていた自分の目を明かした一冊。原作ゲームのエッセンスをコンパクトにまとめながら、解釈を付け加えて無理なく拡張している。お調子者でだらしないマリーが、病に冒された親友のために、コミカルで癖のある人物たちを巻き込んで秘薬を完成させようとするお仕事活劇。今思えば、感動するタイプのやる夫スレに似てる(こちらの方が先だが)。読み返して思い出補正も無かったのが驚き2020/07/30
ファーラス
4
優良ゲームのノベライズ。少5ぐらいで読んだか。原作プレイヤーなら見逃せない必要なヤマを盛り込みながら、ドラマと良い結末のある小説になっていたと思う。今でも展開や台詞が思い出せるんだから、心に響いたんだろうな。シア危篤→エリキシル剤作ろうと頑張る→材料が足りない…→嫌な奴だったクライスが協力、盗賊の頭であるシュワルベが協力(一大反転攻勢)→シア復活→街の人気者、練金の道はまだまだ続く……ってこれ、すごくいい話でまとまってる2012/04/28