徳間文庫 梶龍雄驚愕ミステリ大発掘コレクション 1<br> 龍神池の小さな死体―梶龍雄 驚愕ミステリ大発掘コレクション〈1〉

個数:
電子版価格
¥990
  • 電書あり

徳間文庫 梶龍雄驚愕ミステリ大発掘コレクション 1
龍神池の小さな死体―梶龍雄 驚愕ミステリ大発掘コレクション〈1〉

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月26日 13時50分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 491p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198947330
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「お前の弟は殺されたのだよ」死期迫る母の告白を受け、疎開先で亡くなった弟の死の真相を追い大学教授・仲城智一は千葉の寒村・山蔵を訪ねる。村一番の旧家妙見家の裏、弟の亡くなった龍神池に赤い槍で突かれた惨殺体が浮かぶ。龍神の呪いか? 座敷牢に封じられた狂人の霊の仕業か?怒濤の伏線回収に酔い痴れる伝説のパーフェクトミステリ降臨。

著者等紹介

梶龍雄[カジタツオ]
1928年岐阜県生まれ。慶応義塾大学文学部英文科卒業。出版社勤務を経て文筆活動に。52年に探偵小説専門雑誌『宝石』に短編「白い路」が掲載され、ミステリー界へデビュー。77年『透明な季節』で第23回江戸川乱歩賞を受賞。『海を見ないで陸を見よう』、『リア王密室に死す』など旧制高校を舞台とした清冽な作品で注目され『龍神池の小さな死体』『清里高原殺人別荘』『葉山宝石館の惨劇』等、巧緻な作品で、本格ミステリファンの記憶に残る傑作を多数発表。90年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

329
本書は梶龍尾さんの久々に復刊された代表傑作という事でワクワクしながら楽しみに読みました。本書が初出版された1979年の頃の他の作品を調べますと、76年「人間の証明」森村誠一、78年「乱れからくり」泡坂妻夫、79年「大誘拐」天藤真と私は当時全て読みましたが、この頃は角川文庫が全盛期で著者の本は一冊も読んでいませんでした。著者は一部のファンに愛されて本が世間に流通しておらず今では入手難で古書で殆どに高値が付くマニアックな作家ですね。私が本書を一読した感想は非常に実力のある作家で水準以上の力作だと感じましたね。2022/07/20

麦ちゃんの下僕

184
噂のカジタツさん初読み♪︎いや~これは期待以上にスゴかったです!真相の4割程度は当てられましたが…残りの6割はまさに驚愕!あの人がまさか○○とは!?(絶句) 疎開先での弟の死の真相を探る前半から、後半に入って立て続けに殺人事件が発生し一気に加速…そして第五章の解決編はまさに“怒涛”!!…ミステリーとしての面白さはもちろん、人間ドラマとしても読み応え充分の傑作です!(※事前に『シャーロック・ホームズの冒険』を読んでおくことをオススメいたします。収録されている某有名短編の“完全ネタバレ”がありますので。)2022/06/04

みっちゃん

165
いやいやいや!凄いのきた~っ!20年以上前に死んだ「お前の弟は殺されたのだよ」死の間際の母の告白。その場所は山深い寒村、旧家の龍神が棲むという池。いかにも、な舞台立て。が、中盤までは、度々話が脇道に逸れてなかなか戻ってこないようなもやもやで、なかなか頁が進まず。が、その雑多な描写の中に幾つもあったんだ、重要な伏線が。終盤の怒涛の展開、驚天動地の真相。嘘でしょう⁉️そして最後に待っているのはこれまでの何もかもを断ち切るようなラスト。思わず鳥肌。2022/07/03

nobby

157
やー、最後の最後でスゴかった!「ここで犯人を推理するデータはぜんぶ出つくした」宣言をうけて始まる最終章がもう圧巻だったけど、それにとどまらない真相に驚愕が止まらない!というか、いわゆる伏線回収ってヤツが半端なさ過ぎる!建築工学での実証という現在パートに戸惑いながら、「おまえの弟は殺されたのだよ。」という母親の死に間際の言葉から繰り広げられる不気味な雰囲気は絶品!それでも中盤なかなかハッキリ語られない過去にジレンマ覚えるのもラストへの布石なのか!?途中で挿絵としても描かれた凶器の真意もトリック超越だものね!2022/05/14

ちょろこ

132
モエタツ、一冊。母親が今際の際に遺した言葉に導かれ、沼で死んだ弟は事故死か他殺かの真相を探る昭和ミステリ。どストライクゾーン、入った。時代を感じ、誰かに常に見つめられているような不穏な空気を感じ、囚われのもどかしい時間を味わい尽くした。遅々とした時間からの急速な時間、この緩急の付け方も良いし、伏線の回収はまるで盛大にばら撒かれた節分豆を拾うかのよう。数々の覆しには脳内が燃え立つほど。そして見事な満足の読後感を用意してくれたカジタツさんに萌え立つ。口から思わず出る言葉は「今、このミステリが読めて幸せだよ」2022/05/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19503118
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。