内容説明
「お前の弟は殺されたのだよ」死期迫る母の告白を受け、疎開先で亡くなった弟の死の真相を追い大学教授・仲城智一は千葉の寒村・山蔵を訪ねる。村一番の旧家妙見家の裏、弟の亡くなった龍神池に赤い槍で突かれた惨殺体が浮かぶ。龍神の呪いか? 座敷牢に封じられた狂人の霊の仕業か?怒濤の伏線回収に酔い痴れる伝説のパーフェクトミステリ降臨。
著者等紹介
梶龍雄[カジタツオ]
1928年岐阜県生まれ。慶応義塾大学文学部英文科卒業。出版社勤務を経て文筆活動に。52年に探偵小説専門雑誌『宝石』に短編「白い路」が掲載され、ミステリー界へデビュー。77年『透明な季節』で第23回江戸川乱歩賞を受賞。『海を見ないで陸を見よう』、『リア王密室に死す』など旧制高校を舞台とした清冽な作品で注目され『龍神池の小さな死体』『清里高原殺人別荘』『葉山宝石館の惨劇』等、巧緻な作品で、本格ミステリファンの記憶に残る傑作を多数発表。90年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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