内容説明
皆さんも他家の相続騒動を「なぜあんなことでいさかいを起こすのか」と眺めながら、振り返って「わが家でも同じことが起こるかもしれない」と不安にかられたことはありませんか。そうならないためにはどうすればいいのでしょうか。事前にできる対策はないものでしょうか。そうした「もめる相続をもめなくする」ための知恵をまとめたのが本書です。
目次
もめるのを避ける自筆証書遺言を書いた。しかし、それが逆にいさかいを起こす結果に。トラブルは遺言書のこんな不備から生まれ出る
舅姑の介護をしたのに長男の嫁には相続の権利なし。トラブルが起こらないのが不思議。どうおさめるか、嫁の不満と鬱積を
長男の嫁とはケンカばかり、娘夫婦が老後をみてくれた。全財産を娘に相続させたい。その親心と相続の現実。もめずに済ます方法はあるのか
2世帯住宅。相続でこれがいちばんもめる。特に二次相続の場合、兄弟姉妹から不動産の売却を要求される。それを避ける奥の手とは
生命保険の保険金は受取人が独り占めしていいのか。それも相続だから分割すべきだ。そんないさかいを未然に防ぐ手立てはどこにあるのか
商売を継ぐ長男、住居をかねる店と土地は後継者に相続させたいが、兄弟姉妹にも相続分はある。店を存続させながら、まるく相続する方法はどこに
遺産は建坪40坪の狭い住宅。長男夫婦が住む。妹は正当な権利として土地の半分を請求する。こんな争いを事前に食い止める方法とは
相続で株式をもらった妹が遺留分を請求。株価の下落で、他の兄弟と比べ不公平。よくある事例だが、解決策はどこにある
のこされる認知症の妻。長男に後見人を頼みたい。しかし長男は次男も面倒みるように主張。後顧の憂いなく相続させる遺言書とは
病身で独身の妹にも財産をのこしたい。しかしそれでは必ず相続人たちから文句が出る。遺言書でどのように記せばその遺志が伝わるのか〔ほか〕
著者等紹介
野口賢次[ノグチケンジ]
不動産業のなかに相続特化型の新分野をビジネスモデルとして確立し、不動産業をベースに相続コーディネーターとして仕事を展開している。また、相続実務学校「野口塾」塾長として、資格に人格を備えた相続の実務家養成にも情熱を注いでいる。NPO法人相続アドバイザー協議会副理事長。相続実務学校「野口塾」塾長。有限会社アルファ野口代表取締役
二見善哉[フタミヨシヤ]
ファイナンシャルプランナー。生活経済研究所メンバー。出版社で雑誌編集のあと、相続、金融、家計等分野のエディター、ライターとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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