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出版社内容情報
第二次大戦下のチェコにおける、ユダヤ人迫害を子どもの視点からつぶさに描いた一冊。戦争がはじまり、ナチスのユダヤ人迫害は日増しにひどくなっていった。男たちは強制労働にかりだされ、子どもたちは外出を禁止され、食物も手にはいらなくなっていった。知り合いが次々に収容所に送られるようにもなった。そんなとき、立ち上がったのは、子どもたちだった。自分たちの誇りを忘れず、ともに手をとりあって、痛みをわかちあいながら頑張りぬくしかない――そんな思いを新聞にまとめ、子どもたちだけで刊行しつづけたのだ。そんな子どもたちの姿は、周囲の大人たちに生きる元気と勇気をあたえてくれた。目のまえで親や友だちが殺され、迫害をうけるという悲惨で過酷な体験をしながらも、希望を失わないでがんばりつづける子どもたちの姿が胸をうつ。「ホロコースト関連の本のなかで、もっとも感動的な本」。映画化も決定している。
内容説明
死ととなりあわせの日々をすごしていた子どもたち―絶望した大人たちに希望をあたえてくれたのは、そんな子どもたちの小さな勇気だった。
目次
ジョンについて
ノイバウワー家
誇らしき母国―一九三七年十月
ナチスの侵略―一九三九年三月十五日
弾圧のはじまり―一九三九年七月
世界大戦―一九三九年九月
子どもたちのために―一九四〇年六月
みんなですごした夏―一九四〇年七月
ルーダの思いつき―一九四〇年八月
みんな、『クレピー』が大好き〔ほか〕
著者等紹介
ケイサー,キャシー[ケイサー,キャシー][Kacer,Kathy]
1954年カナダ生まれ。心理学者として、問題をかかえたティーンエイジャーのカウンセリングなどに従事したのち、児童書作家に。母親がホロコースト体験者であったことから、その惨劇を子どもたちに伝えていくことに使命を感じ、ホロコーストにまつわるノンフィクション・フィクションを数多く執筆、さまざまな賞を受賞している。現在はトロント在住
高橋佳奈子[タカハシカナコ]
1963年生まれ。英米文学翻訳家。東京外国語大学ロシア語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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