内容説明
「烏の鳴かぬ日はあっても中尾さんの家に人影の絶えたことなし」無類の世話好きで、隣近所の人たちからもあきれられた著者の父母。損したり、他人にだまされたりと、決して上手な生きかたではなかったが、その時々に心に残ることばで生きていくための知恵を授けてくれた…。とうとう還暦を迎え、老いてますます顔だけでなく、生きかた下手も親に似てきた今日このごろ。父母の残してくれたことばを、姉妹や家族、女友だちとの交流や自身の生活と重ねながら綴ったエッセイ。
目次
1 暮らしまわりはおおらかに(白御飯は多めに;見劣りしない格好;この世にあるものは、借りもの;世の中はめぐっている;安物買いの銭失い ほか)
2 生きかた下手でもいいじゃない(つぶしのきく人間;笑う門に福来たる;一本抜けてる方がいい;人の振り見てわが振り直せ;口は禍の門 ほか)
著者等紹介
今井美沙子[イマイミサコ]
1946年長崎県五島列島生まれ。ノンフィクション作家。1977年『めだかの列島』(筑摩書房。2002年清流出版より再刊)で執筆活動に入る。『わたしの仕事』(全10巻、理論社)で第39回産経児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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