指紋を発見した男―ヘンリー・フォールズと犯罪科学捜査の夜明け

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  • サイズ B6判/ページ数 287p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784072412589
  • NDC分類 317.76
  • Cコード C0098

出版社内容情報

犯罪指紋捜査研究の起源は日本だった!販税指紋捜査研究の知られざる真実がいま語られる。明治初期、宣教師・医師として来日したヘンリー・フォールズが行った偉大なる研究は、上流階級出身の科学者フランシス・ゴールトンらによって闇の彼方に葬りさられた……。ノンフィクションを超えたスーパーノンフィクション遂に刊行!犯罪捜査に「指紋」が使われるようになり、犯人の特定、検挙率はいっきに向上した。そして、その「指紋」の有効性を発見したのは明治時代の初期(明治7年)にイギリスから日本に宣教師として来日したヘンリー・フォールズであった。本書は、フォールズの指紋研究と時の犯罪捜査、また、フォールズの指紋法の犯罪者特定に対する有効性を否定しようとする上流階級出身のゴールトン(優生学の生みの親、ダーウィンの従兄弟)の画策など、ノンフィクションでありながら、スリリングで興味深い読みものにもなっています。

内容説明

「指紋」が犯罪科学捜査に有用なことを最初に研究・提唱したのは誰か?不遇を背負って生きた男が守りたかった「男の勲章」とは?世界初の指紋の科学的研究。

目次

1 デトフォードの惨劇
2 悪党を捕まえる悪党
3 傍若無人のネズミども
4 カクテル・グラスの汚れ
5 犯罪者の骨
6 生物学的な優秀さを示す標章
7 個人識別法をめぐるイギリスの模索
8 殺人現場の青い手帖
9 塀のなかの無実の男
10 ストラットン裁判
11 評決

著者等紹介

ビーヴァン,コリン[ビーヴァン,コリン][Beavan,Colin]
ジャーナリスト。リヴァプール大学で応用物理学の博士号を取得したのち、『Esquire』誌や『Atlantic Monthly』誌、『Men’s Health』誌など多数の誌紙に寄稿。ニューヨーク在住

茂木健[モギタケシ]
翻訳家
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

1
ふむ2022/04/29

paxomnibus

1
地道に努力を重ねた者が周辺の政治的事情故にその功績を認められないという図式はボッシュでも読んだばかり。指紋に関しては、たぶんヘンリー・フォールズという名前は古いミステリー小説では語られていなかっだろう。ベルティヨンの名前の方がまだ記憶にあったぐらいだ。それは彼が自分が編み出した個人識別法に拘泥するあまり、指揮下の仏警察は英国発ですでに一般的になっている指紋識別を取り入れなかったという文脈だったりするが、そこで語られるのは指紋識別をスコットランドヤードに持ち込んだ人物であり、フォールズではない。気の毒である2019/11/19

ねことくと

1
先駆者の苦労とライバルとの闘い/旧技術にこだわって出遅れたフランス、いろいろとあるもんやね2018/01/14

atokit

1
おもしろかった2010/06/19

(まだない)

0
(2005/09読了)2005/09/30

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