出版社内容情報
ちいさなこぐまはちいさなボートが大好きだった。朝から晩まで、いつもいっしょに遊んでいた。でも、こぐまはどんどん大きくなった。ボートはちいさなままだった。とうとう、こぐまがボートにのれなくなる日がやってくる……。おおきくなるって、いいことばかりじゃないのかな。おおきくなるって、どういうことなんだろう? 子どもの視点から、「成長すること」についてすなおに描いた、ちょっぴりせつなくて心あたたまる珠玉の絵本。
内容説明
おおきくなるっていいことばかりじゃないのかな。おおきくなるってどういうことなんだろう。
著者等紹介
バンティング,イヴ[バンティング,イヴ][Bunting,Eve]
アイルランド生まれ。1958年にアメリカに移住したのち、数えきれないほど多くの児童書を出版。数多くの賞を受賞する。日本でも多くの作品が出版されている。カリフォルニア州パサディナ在住
カーペンター,ナンシー[カーペンター,ナンシー][Carpenter,Nancy]
数多くの絵本でイラストを手がけるイラストレーター。ニューヨークのブルックリンに暮らす
ちばしげき[チバシゲキ]
1959年北海道生まれ。国際基督教大学を卒業したのち、児童書編集者を経て翻訳者に。北海道当別町在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♪みどりpiyopiyo♪
30
優しい優しい物語を読みました。 ちいさな子供の 大きな喜び。みんな こうして大きくなるんだよね。ちょっと切なくノスタルジックになったりもするけれど、大きな明るい未来が待ってる♪ みんな ゆっくり大きくなってね ( ' ᵕ ' ) (2003年)2019/03/31
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
子どもが自分で成長を感じ、思いを繋いでいく優しいおはなし。自分の大切にしていたものを受け継いでもらい、今後も続いていくだろうという温かい気持ちになります。2019/05/09
がる
6
ちいさなこぐま は おおきなこぐま になってしまいました♪ これ好きだなぁ♪2012/11/07
カラスノエンドウ
5
子供は、いつしか成長します。そして、ボートが大好きなこのこぐまも‐「ちいさなこぐまは、おおきなこぐまになってしまった」のです(笑) 大きくなること、モノを大切にする気持ち、次の世代を見守る優しさが描かれています。成長することには喜びもあるけれど、戸惑いや淋しさもあって。そんな心の動きが伝わってくる温かい絵本です。2019/03/07
Witowa
2
ちいさなこぐまがボートで遊んで休んで。おおきなこぐまになったら、またボートを他のこぐまに譲り渡してといったストーリーが良いですね。成長したおおきなこぐまが最後のページでまた愉しそうなのが良いなあと思いました。2018/03/23