マーリン〈1〉魔法の島フィンカイラ

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  • サイズ A5判/ページ数 438p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784072397640
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8397

出版社内容情報

すべての魔法使いのあこがれであり、世界中の物語のなかで愛されてきた史上最大の魔術師マーリン。でも、マーリンの少年時代については何もわかっていません。理由はわかりませんが、彼の少年時代は歴史からすっぽり抜けおちているのです。そんなマーリンの少年時代の秘密をあきらかにしたのが、この『マーリン』シリーズ。一作目の本書は、嵐のなか、おぼれかけたひとりの少年が海岸にながれつくところから物語がはじまります。少年は生きるのもやっと、立ちあがることさえできず、そのうえ記憶をなくしています。自分が誰なのか、どこからきたのかも思いだせません。自分の名前さえ謎なのです。家も名前もなくしたひとりの男の子が、いったいどうやって大いなる知恵と力と技をそなえた魔法使いに成長していくのか。苦難と驚きにみちた冒険がいま幕をあけます。読みはじめたら止まらない、ドキドキがいっぱいつまった本格冒険ファンタジーです。

内容説明

ぼくにはたしかな思い出というものがない。自分の名前すらあやふやで、母が語ってくれる謎めいた物語だけが、なぜか心に響く…。ある日、そんな少年の身のうちに恐るべき“力”がめばえた。失われた記憶と光、そしてほんとうの自分を探すため、少年はただひとり海をめざす―森と伝説の匂いに満ちた、魔法の島フィンカイラ―偉大なる魔法使いの物語がいまはじまった。

著者等紹介

バロン,T.A.[バロン,T.A.][Barron,Thomas A.]
コロラド山脈のふもとに生まれ、自然のなかで育つ。英国のオックスフォード大学に留学し、在学中にスコットランドやアイルランドを旅したことに触発されて小説を書くようになった。著作に、“Tree Girl”、“High as a Hawk”、“The Great Tree of Avalon”などがある。現在は妻と5人の子どもたちとコロラドに暮らす

海後礼子[カイゴレイコ]
翻訳家。1972年東京生まれ。国際基督教大学卒。成城大学大学院で西洋美術史を学ぶ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Rosemary*

54
【ファンタジー・フェス☆Angels☆】参加中。再読。魔法使いの中の魔法使いマーリンの子どもの頃のお話です。マーリンは、木登りが好きなごくごく普通の男の子。12歳になったある日、今まで眠っていた不思議な力が現れます。自分探しの旅に出たマーリンが悪によって滅ぼされつつある魔法の島、フィンカイラを救うために奮闘します。明らかになる出自、友情の力をかり、成長していくマーリン。表紙や、挿絵がとても綺麗で、色鮮やかな森やまた、逆に滅びゆく自然の描写が想像し易くたのしく読了しました。2014/10/31

たるき( ´ ▽ ` )ノ

42
10年以上前に買い、なかなか読むタイミングがないまま積んでしまっていたシリーズ。今は普段より時間があるので、気合を入れて読み始めた。予想以上に面白い!そしてテンポが早くてワクワクする。かなりのハイスピードで最終巻までたどり着けそう♫2020/04/23

さぼてん

5
昔はまってよく読んでいた本です。今読むと、主人公の年齢どおりの愚かさがすごく共感できます。聞き分けのいいできた主人公ではないところが見どころだと思います。また、森や植物などの描写がよくわかります。肉魚を食べない生活も悪くなさそうだなー2014/12/27

ありんこ

4
ファンタジーをやたら再読中。最初は色のないお話で読むのが辛かったなぁ、と小学生のときのことを思い出す。表紙が素敵だったのでがんばって読んだんだろうな。でも話しが進むにつれて、色鮮やかな物語だということが分かる。情景描写が美しくて、本当にフィンカイラにいるよう!正しい表現か分からないけどとても”映像的な”物語です。2016/03/28

りうかん

4
ある晩、海岸に打ち上げられた少年は記憶を失っていた。名前と故郷を失った彼は同じく海岸に打ち上げられた女性と、家族のように暮すことになる。が、彼の中には魔法の力が眠っていたのだ。やがて彼は失われた故郷と名前を求め魔法の国フィンカイラへとたどり着く。悪に浸食されている世界を成り行きで救うことになった主人公は最後の最後で自分の正体を取り戻す…。フィンカイラの不思議な住人、小さな巨人シムと森の少女リム、一筋縄ではいかない人たちとの掛け合いというか協力が読み応えあり。2014/11/08

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