維新政治の本質―組織化されたポピュリズムの虚像と実像

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 46判/ページ数 204p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784871542067
  • NDC分類 318.263
  • Cコード C3031

内容説明

不寛容なポピュリズムを煽りモンスター的集票マシンと化した“維新”。これとたたかいつつ実態を参与観察した政治学的分析。維新政治は大阪だけの問題ではない!

目次

「組織されたポピュリズム」の虚像と実像―「大阪維新の会」の組織と活動
2014年総選挙から「都構想」住民投票へ
「都構想」住民投票の結果から見えたこと
大阪ダブル選挙の投票結果から読み取れること
「都構想」再チャレンジをめぐる問題の本質―「維新政治」は大阪に何をもたらしたか?
維新政治の席捲と労働組合攻撃―なぜ公務員労組は狙い撃ちされたのか
大阪府市クロス選挙の分析
「『都構想』よりコロナ対策やろ!」の声を―大阪維新“吉村人気”の虚像と実像
「都構想」をめぐるパワーゲーム―市民不在の政治劇を斬る
「大阪市廃止構想」へ二度目の審判―「維新」の組織票を凌いだ市民の路地裏対話
コロナ禍ガ暴きだした維新の正体
21年総選挙での維新躍進の謎を解明する―ジャーナリスト・西谷文和氏との対談
モンスター的集票マシンとどう対峙するか?

著者等紹介

冨田宏治[トミダコウジ]
1959年生まれ。関西学院大学法学部教授。日本政治思想史。2006年より原水爆禁止世界大会起草委員長。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tossy

1
4章までとおわりに、を読んだ。維新政治を批判する論評の本。大阪都構想の話など。維新が大阪で取り組んできた、財政健全化の貢献は議論されていない。そこら辺の評価はどうなんだろう?2023/06/25

T.Masa

1
著者は”維新”を「モンスター的集票マシンに特化した集団」としてとらえ、その実態を過去の選挙結果をもとに説明していた。”維新”とは、対選挙への周到に仕組まれた組織だということがわかった。さらなる疑問として…どうして”維新”は、そこまでして地方議員や関係者に支持票拡大のノルマを与え、絶対服従を強要するのか。国会議員を送り込んで、日本をどうするつもりか。府民から拒否された都構想に、隠された別の意図があったのではないか。疑惑の尽きない”維新”の、今後の動向に注目し、真の狙いを探っていく必要があるように思う。2022/05/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19360268
  • ご注意事項

最近チェックした商品