出版社内容情報
140億個ある脳細胞は、すべて胎児のときに作られます。元になるのはママがとる食事。食事から吸収した栄養素が材料になって、脳の神経細胞や神経伝達物質が作られます。このとき、脳が生育するために必要な栄養素を過不足なくとらないと、脳が未完成なままになってしまうことに。本書では、胎児の脳をつくり、育む栄養を、妊娠中のママが食べやすい料理にしてたくさん紹介。栄養素別に紹介してあるので、とりたい栄養から料理を選ぶことができます。もちろん、体重管理で気になるエネルギー量や塩分量を始め、各栄養素量もしっかり紹介。献立の参考になるように、組み合わせ例も多数紹介しました。また、妊娠中の献立づくりの参考になるよう、脳を育てる栄養がたっぷり入った1日のモデルメニューも紹介しています。さらに、つわり、貧血、便秘など、妊娠中になりやすい不快な症状が緩和できるレシピも紹介。ここでも、とれる栄養素がわかるつくりになっているので、栄養バランスを考えるとき便利です。脳を育成する食事は、胎児の体の成長はもちろん、ママの健康も約束します。チェックシートなどもあり、確実に実践できる1冊です。
内容説明
卵、鶏肉のタンパク質、魚のDHA、ほうれんそうの葉酸が効く!脳を育てる食べ方で赤ちゃんもママも健康に。
目次
第1章 妊娠中からできる頭のよい子をつくる脳の育て方(赤ちゃんの脳を育む280日;ママの毎日の食事が赤ちゃんの知性を決める ほか)
第2章 おなかの赤ちゃんの脳を育てる献立(妊娠初期のモデルメニュー;妊娠中期のモデルメニュー ほか)
第3章 栄養素別脳の形成に役立つレシピ(脳そのものをつくるタンパク質がとれるレシピ;脳細胞の発達のキーになるDHAがとれるレシピ ほか)
第4章 栄養素別脳の成長を助けるレシピ(胎児の成長に不可欠なビタミンがとれるレシピ;脳や神経細胞を形成するカルシウムがとれるレシピ ほか)
第5章 妊娠中のトラブルを、食べて解消体調別「育脳」レシピ(妊娠中に多い体のトラブルは食生活でも改善できます;つわりのときにおすすめの「育脳」レシピ ほか)
著者等紹介
沢口俊之[サワグチトシユキ]
北海道大学医学研究科脳科学専攻高次脳機能学分野教授。1959年生まれ。北海道大学理学部生物学科卒業。京都大学大学院理学研究科修了
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