内容説明
清冽な感動にあふれた初期の名篇「塩狩峠」。人間・三浦綾子の魂の記録「道ありき」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紅蓮
14
『塩狩峠』面白くなかった。宗教に偏見はないつもりだが…ニーチェでもないが…奴隷宗教というか…200ページつらつら書かれても情を感じられないというか…粋でないというか…上手く自分で言葉にできないがとても難しかった。自伝的『道ありき』はお手上げでした勘弁してください 2014/08/05
シュウ
2
く、苦しかった…。小2から読書を始めて、途中で投げ出す作品も多く、この読書メーターを始めるのを機に、手にした本は全て読了しようと決めたのだが、完全に斜め読みしてしまった。。。「塩狩峠」はともかく「道ありき」、あたしに信心がないからよさがわからないのだろうか?多分そうなのだろう。自叙伝なのだが、作者があまりに美しく魔性の女として描かれていて、あとがきの筆者写真を何度も確認しながら読み返し、またそんな自分の心の貧しさに愛想が尽き…(;´д`)うーん。★☆☆☆☆2011/11/10
ブルース
0
私はキリスト教信者ではないけれど、キリスト教の高校に通っていたので少し知識があるので読みやすかったです。読みやすかったどころかはまってしまいそうでした。悩んでいたり、考えていたりすることが少しかぶっていたこともあり、なるほどと納得しながら読めました。2013/08/18
ぽつねん
0
神を信じるということは、その教えに従う人を信じることから始まるものなのだ。塩狩峠の永田と道ありきの綾ちゃんが、その点で見事にオーバーラップするので、あえてこの二篇を一冊にまとめた著者の旦那さんの選者眼は流石だと思う。同じキリスト教が題材でも遠藤周作ほど悲痛な暗さはなく、生を肯定し真摯に与えられた時間を生きる主人公たち。どちらも面白かった…!2011/03/31