「異端」の伝道者酒井勝軍

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  • サイズ A5判/ページ数 637p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784054051324
  • NDC分類 198.321
  • Cコード C0021

出版社内容情報

日本ピラミッド文明説、日本ユダヤ同祖論、キリスト日本渡来説……など奇矯なるオカルト説を主張した男の知られざる素顔とは?

太古日本にはピラミッドがあった? モーセの裏十戒石板が日本にあった? キリストは日本に渡って青森で死んだ? 日本人とユダヤ人は同祖先?……など、今日にも伝わる奇矯なオカルト説を唱えた男・酒井勝軍の数奇なる生涯と、知られざる近代異端宗教史!

内容説明

太古日本には超文明があった?モーセの裏十戒石板が日本にあった?キリストは日本に渡って青森で死んだ?日本とユダヤは同祖先?ハルマゲドンで天皇が世界を統一する?…など、今日にも伝わる奇矯なオカルト説を唱えた男・酒井勝軍の生涯と、知られざる近代異端宗教史。

目次

その墓所は桜吹雪のただなかにあった
第1部 教養の形成(キリスト者酒井勝軍の誕生;仙台神学校の春秋;冒険的アメリカ留学;帰朝者酒井勝軍;戦場で見いだされたもの)
第2部 神秘の醸成(すべては神秘体験からはじまった;ユダヤ開眼―ユ日同祖論の展開;竹内文献と日ユ同祖論の世界;太古日本のピラミッド;神秘主義者の終焉)

著者等紹介

久米晶文[クメマサフミ]
1953年香川県生まれ。専修大学文学部哲学科卒業。現在は専修大学非常勤講師。近代の心霊主義、新宗教などの日本思想史を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐずぐず

3
ユダヤ、キリスト教、神道、皇室、ピラミッド等々を、全て自らの幻想体系に組み込み、壮大な「世界神話」を創り上げた怪人・酒井勝軍の伝記。文章がくどくて読み難いが、作者の綿密な調査から浮かび上がる酒井の妄想世界に圧倒される。2013/07/20

shunkichi

0
M図書館。途中から、ざっと読みに。またこのあたりが気になったらじっくり読もう。2013/02/18

user

0
酒井勝軍についての唯一の本格的伝記で、特に松村介石や植村直久、中田重治あたりとも交流があった初期プロテスタント関係者としての酒井の事績追跡は非常に価値が高い。 思想的な検討は、正直なところ面白味には欠けるのだが、これは作者というよりも酒井の日ユ同祖論やハルマゲドン思想によるところが大きい。労作。2023/04/01

Muga

0
キリスト教徒で天皇崇拝で日ユ同祖論者。竹内文献を信じ、日本にピラミッドがあると主張し発見。思い込みが激しい頑固一徹。自分の念力で現実を曲げるくらいの力があるすごい人。2022/09/15

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