内容説明
けなげにふんばっているあなたへ。話題の版画家・大野隆司の大人のための短編童話集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひほ
22
ちょっとがんばり過ぎてつっぱって疲れているので読みたくなった本。言っていることはわかるし、もっと力を抜いて素直になればいいのに、なかなかできない。でもこういう本を読むとちょっとは肩の力を抜くことができそう。2014/04/09
順子
9
「みんな地獄へ落ちればいいんだ。」優しい絵と文章のこの本にそんな1文もある。そしてそこに共感。マイナスの感情も否定しないところがいい。2019/08/13
Junko
4
「めげないで」「サンタクロースの弟子」「声」「おまけ・大人のぬりえ『傷ともだち』」版画ではなく線画。「クリスマスイブだけは、わしが時間を管理しておる。プレゼントが全世界の子どもたちにいきわたるまで。時間は止まってしまうのじゃ」サンタクロースの言葉、素敵。2017/08/09
葉月94
4
読みながら、泣いてしまいました。猫と一緒に。頑張らなくていいんだよと、そっと抱きしめられたような、温かさを感じました。前年、とても辛いことがあった。そして、心配の種は無くならないことはわかっている。辛くて、辛くてたまらなかった。亡くなった父は戻らないし、後悔の重さは増すばかりだけれど、全部背負わなくていいんだよって、言ってもらった気がしました。不登校の姪にもプレゼントしました。2010/02/03
Ryo
3
図書館。読メで知ったのかな?なんか勝手に詩集かなと思ってたら簡易絵本?な感じで短編が3つ。(大人のぬり絵)とあるけど読み聞かせとか漢字にルビ振ってあげたら小学生からいけそう。で、今のしょげ返ってるメンタルには沁みに沁みてこれまた号泣でした。まぁ私は意地も張るけど涙腺弱いので基本よく泣くんだけどね(^^;弱った心に沁みる良い本でした。2019/09/21