感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちはや@灯れ松明の火
48
小口に指をすべらせてぱらぱらとページをめくれば、かすかな風が顔へと触れて、色彩の階層が目の前をあざやかに染めながら通り過ぎていく。桜色、紅梅色、桃色、春風に頬染めるピンク。緋色、朱色、茜色、凛と燃え立つような赤。ココア、コーヒー、チョコレート、甘い香りを放つ茶色。ミモザ、マリーゴールド、サンフラワー、太陽を映した花弁の黄色。若葉色、若苗色、若竹色、芽吹きゆく生命の緑。アザー・ブルー、セレスト、ゼニス・ブルー、天頂から地平まで繊細に塗り分けられた空の青。てのひらの間に消えない虹を架ける、小さな本を開こう。 2014/05/11
fukurou3
1
この本も「色々な色」と同じように色々な色を網羅。色見本の配色の割合も書いてある。奈良の枕詞「あおによし」は顔料の青丹(青土)を算出したことに由来。2014/01/05