講談社現代新書<br> 日本神話を読みなおす

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講談社現代新書
日本神話を読みなおす

  • 橋本 雅之【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065435441
  • NDC分類 164.1
  • Cコード C0295

出版社内容情報

古事記・日本書紀・風土記ってこんなにおもしろい!

・出雲の国引き神話を漁民の目で読むと?
・羽衣伝説と農耕の意外な関係とは?
・アマテラスはなぜ岩屋戸に隠れたのか?
・神武天皇が熊野の険しい山道を選んだワケは?

神話を国家から解放し、人びとの暮らし・風土・文化に注目すると、知られざる神と人間たちの物語が見えてくる!


これまでの研究では、ややもすれば神話を王権という政治性や国家の歴史に結びつけがちであったが、本書では目線を低くずらして、人間の生活が神話のなかに描かれているという視点に立ち、時に強くもあり、また弱くもある人間を見つめてみたいと思う。
それは大袈裟に言えば、神話を国家という縛りから解放する試みである。しかし、実際のところ本書はそのような大上段に構えた勇ましい考察ではない。神話のなかから村里で生きていた人、言い換えれば私たちのすぐ近くにいるような人たちの姿を掘り起こしてみたいと思うのである。そのような目で神話や伝説を読むと、じつにさまざまな人間の「生きざま」が、神の姿を借りて描かれていることに気がつく。――「はじめに」より



【目次】

内容説明

「天の岩屋戸神話」「出雲の国引き神話」「神武天皇伝説」―。神話を国家から解放し、人びとの暮らし・風土・文化に注目すると、知られざる神と人間たちの物語が見えてくる!

目次

序論 『古事記』・『日本書紀』・「風土記」の神話
第一部 神の素顔を語る神話(女神の傷つきと罪悪感―天の岩屋戸神話を読みなおす;失敗する神―少彦名命の神話)
第二部 神話にみる日本人の暮らしと環境(日本海から見た国引き神話;海と山の国熊野と神武天皇伝説;山をゆく人たちの神話と伝説)
第三部 災害や事件の伝説と日本人の心(疫病の神話と伝説―「穢れ意識」の発生を考える;古代における災害の伝説と人びと;村里の事件と伝説)

著者等紹介

橋本雅之[ハシモトマサユキ]
1957年、大阪府大阪市生まれ。皇學館大学文学部神道学科特別教授。専門は国文学、神話学。著書に『風土記―日本人の感覚を読む』(角川選書、古代歴史文化賞優秀作品賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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よっち

24
古事記・日本書紀・風土記に記された神話を、国家の正史という枠組みから解放し、人びとの暮らし・風土・文化に注目しながら知られざる神と人間たちの物語を読み直す1冊。漁民・農民・山人たちの生活や身体感覚から神話を再解釈するアプローチで、出雲の国引き神話や羽衣伝説、天の岩屋戸や神武天皇などの具体例から、壮大な神話の裏に隠れた人間くさい現実を浮かび上がらせることで、最新知見を織り交ぜながら見方を変えることで神話が古代人の生きざまや環境との関わりを語るものとして見えてきて、豊かな日本文化の根源を感じさせてくれました。2026/05/24

フク

9
「神話や伝説の中に人間の生活を読む」 心理学や植物学など一見関係なさそうな他分野からの知見がとても興味深い。 図書館2026/07/09

蝶子

4
面白かった。神話であった出来事を実際に地図や数学的な手法で調べ直してみるというのがちょっと新しく感じた。神話の話になるとスピっぽいやつがたまにあるので、ちょっと警戒してたが、真逆に感じた。人間と神や古代人を魂で繋がってるみたいな言い方せず、こういう解釈もある、こういう資料もある、と解体していくみたいな…。特に島根の国引き神話の話が面白かった。穢れの概念も他の本で読むと根拠がないように見えてたけど一応感染症対策として当時の人なりに考えてたっぽいね。地震の話も身につまされる。2026/05/19

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