棚のタナカちゃん

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棚のタナカちゃん

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  • サイズ A5判/ページ数 80p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784065432648
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

「私を買うなら物語もセットです」しゃべる棚が語る雑貨の過去たち。それはやがて、わたしの運命とまじわる……!

夕暮れの路地裏、怪しげな「古道具屋小西」。
そこで家具を探す青年を待ち受けていたのは、人間の言葉を喋る奇妙な棚・タナカちゃんだった。
「私を買うなら、上の雑貨もセットです。ただし――彼らの《身の上話》を聞くことが条件」
泣き虫なクマの写真立て、二重人格の手さげ、姉妹の赤い帽子。
彼らが語る切ない「記憶」は、単なる昔話ではなかった。青年の封印された過去と家族の運命があぶりだされたのは、
単なる偶然だったのか、必然だったのかーー!? 数奇で優しい運命の物語。

●戸森しるこのイキモノガタリ・シリーズ3作品刊行!
『ねぎのねぎしくん』(絵:伊野孝行)
『窓のまどかさん』(絵:クリハラタカシ)
『棚のタナカちゃん』(絵:死後くん)

面白い生き方を知りたい人、モノにも実は心があるんじゃないかと信じたい人に
ぜひ読んでもらいたい、子どもも大人もワクワクするおはなしです!


【目次】

内容説明

野間児童文芸賞受賞作家による不思議なイキモノガタリシリーズ!わたしを買うなら物語もセットです。しゃべる棚が語る、心温まるユーモア童話。

著者等紹介

戸森しるこ[トモリシルコ]
1984年、埼玉県生まれ。武蔵大学経済学部経営学科卒業。『ぼくたちのリアル』で第56回講談社児童文学新人賞を受賞し、デビュー。同作は児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。『ゆかいな床井くん』で第57回野間児童文芸賞を受賞

死後くん[シゴクン]
イラストレーター。1977年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

141
私たちの部屋にあるものは、数多くの品物の中から選ばれたもの。手に取ってもらえた、大切にされていた日々が懐かしい。誰からも必要とされなくなった物が拾われて、古道具屋に集まってくる。古びても素敵な出会いがあるかもしれないから。一つひとつの思い出に光を当てて、耳を傾けているうちに思いが募っていくお話は、終わり方がとても素敵だった。棚の物語からこんなにも想像力を膨らます戸森しるこさんは、何気ない日常の景色をどんな風に観ているのだろう。窓やネギを題材にした物語も印象的だったが、どこか哀愁を感じる作品には深みがある。2026/06/18

☆よいこ

86
不思議なイキモノガタリ③仕事帰りの25歳若いパパさんは路地の奥に古道具屋を見つけた。ちょうど棚が欲しいと思っていたので見ていたら「買ってくださるんです?」と棚が話しかけてきた。棚のタナカさんに飾ってある古道具たちのエピソード話は5つ▽クマの写真立て/煙突掃除人の人形オルゴール/リバーシブル手提げ袋/ぶたの貯金箱/夕焼け色の帽子▽運命の出会いってあるんですね。最後の挿絵でその後がわかるのもいい。2026.7刊2026/09/03

とよぽん

43
新着図書の案内に掲載されていて、面白そうなタイトルに惹かれて借りたら、まだ誰も読んでいない感触で最初の読者だった。戸森しるこ作品、秘密の話が広がってつながって過去と現在と日本と外国と・・・ぐるっと回って結末に、そう来たか、となる。これはK913、子供向けの分類だが大人も楽しく読めるではないか! と思った。シリーズのようなので、他も読みたい。2026/09/19

小崎アキ【知る人ぞ知る本棚】

38
子どもの頃、モノには心があると思っていた。お気に入りのキーホルダーを落とした日は「ごめんね」と本気で悲しくなったのを覚えている。 でも大人になるにつれて、モノはただの道具になった。思い出はあっても、心があるとは考えなくなっていた。 この本を読んで、そんな感覚が少し戻ってきた気がする。モノを“持つ”というより、“一緒に過ごしてきた存在”として見る感覚だ。 この気持ちを大切にしたい│未読者向け解説⇒ https://aki-o1984.hateblo.jp/entry/2026/05/27/0000002026/06/03

りらこ

26
なんとなく惹かれて入った引っ越し先の新しい街の路地。 そこにあった古道具やさんで出会ったのは・・・ なぜかお話をするタナカちゃんと名乗る棚と、そこに陳列されている雑貨たち。それぞれの話を聞くうちに・・・ いつか忘れてしまったあのいろいろな物事、モノとどこかで邂逅したらどんなに嬉しいことでしょう。 現代は、何でもスマホのメモリーにのこせるので、今の子どもたちが大人になったときに、あ、これ知ってる!という記憶の上書きは写真や動画によってのみされる、なんて世の中になりませんように。 2026/08/12

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