出版社内容情報
地方の繊維産地から立ち上がったアパレルブランド「HUIS(ハウス)」。
大量生産・大量消費とは異なる価値観で、旧式の織機から生まれる高品質な生地を武器に、着実な成長を遂げてきました。
本書は、その軌跡と挑戦、そして“産地発アパレル”という新たな可能性を描き出します。
単なるブランドストーリーではありません。
本書では、日本の繊維産地が直面してきた構造的な課題を一次産業と対比しながら冷静に分析し、そのうえでHUISがとってきた戦略や実践を具体的に紹介しています。
● 遠州織物のポテンシャルをどう再定義したのか
● 小規模でもできるブランド戦略とは
● 地域資源とストーリーをどう「価値」に変えるか
● 誰に、何を、どう届けるか――HUISの販売戦略
● 産地発アパレルが担う新たな役割と展望
「いい生地をつくる」だけでは続かない時代に、どうすれば作り手と使い手がつながれるのか。
それを模索し続けてきた一人の実践者が、自身の歩みとともに語るリアルなブランド論は、アパレル業界に限らず、地域から何かを立ち上げようとするすべての人にとってヒントとなるはずです。
“手間をかけて、丁寧につくること”の意味が見直されるいま、HUISというブランドが提起する価値観は、消費のあり方を静かに問い直します。
【目次】
内容説明
なぜ農産物と違って「繊維の産地」はほとんど知られていないのか?「つくり手」が「主役」になる新たな潮流とは―。アパレルの未来は、こんなにワクワクで、こんなに楽しい!
目次
序章 産地発アパレルが拓く、新たな時代
第1章 行政職員から「産地発アパレル」へ【動機】―HUIS誕生までの物語
第2章 遠州織物という「世界最高峰の綿織物」【価値】―「非効率な布」が生まれる理由
第3章 「HUIS―ハウス―」というブランドの歩み【成長】―アパレルの常識にとらわれない経営とブランディング
第4章 遠州織物と繊維産地の現在地【構造】―なぜ「価値があるのに知られていない」のか
第5章 「産地発アパレル」という新たな潮流【潮流】―背景が「価値」として選ばれる時代へ
第6章 つむぐ、伝える、その先に【何を選択していくのか】―ものづくりの現場から考える、産地発アパレルの可能性
著者等紹介
松下昌樹[マツシタマサキ]
株式会社HUIS代表。静岡県浜松市出身。関西の大学を卒業後、浜松市職員として主に農林水産業の振興を担当。そこで「遠州織物」に出会い、惚れ込んだことから2014年にHUISをスタート。ブランドディレクターとして、生地企画からプロダクト/グラフィックデザイン、販売戦略に携わる。HUISは、高品質な遠州織物を使用した衣服を製作。希少な旧式の「シャトル織機」で織る特別な生地は、豊かな風合いとともに、軽さ・柔らかさ・耐久性などさまざまな機能を持つ。浜松発のブランドとして、全国7ヵ所の直営ショールーム・オンラインショップのほか、約80店の取扱店で展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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