講談社選書メチエ<br> 観客という凄まじい怪物―スペイン・ハプスブルク時代の演劇世界

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講談社選書メチエ
観客という凄まじい怪物―スペイン・ハプスブルク時代の演劇世界

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  • サイズ 46判/ページ数 352p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065423332
  • NDC分類 772.36
  • Cコード C0322

出版社内容情報

16世紀後半から17世紀のスペイン。カタルーニャの反乱、ポルトガル貴族の蜂起、スペイン陸軍の敗北、フランスとの戦争、英国やオランダの海賊強襲、屈辱的な平和条約締結に、経済の破綻と、国内外に悲惨な事件が続き、巨大帝国が一気に傾きつつあるとき、空前絶後の「演劇ブーム」が起こっていた!
国王から庶民まで、階級も貧富の差も飛び越えて、人々が同じ劇場に集まるという事態。
しかも観客のヤジは壮絶で、少しでも作品が気に入らないと口汚い罵声が飛び、舞台にモノを投げ、観客同士で喧嘩まではじまる始末。
大衆演劇派と古典演劇派による、劇作家同士の嫉妬や足の引っ張り合いも日常茶飯事。
いったいなぜ、彼らはこれほど「演劇」に執着したのかーー?
不安と不吉の影におびえながら演劇に熱狂していく人々の騒がしくも愚かしいスペイン演劇世界を、当時の社会や空気を多数の文献を踏まえて活写する!

目 次

はじめに
1 スペイン黄金世紀の祝祭
2 劇作家を志望したセルバンテス
3 マドリードの劇場風景
4 観客という凄まじい怪物
5 大衆演劇賛否両論
6 怪物劇作家ロぺ・デ・ベーガ
7 文壇の対立といじめ
8 時代を象徴する宗教劇
9 スペイン演劇にみる名誉の実態
あとがき
索引
参考文献
図版/図版複写元



【目次】

はじめに
1 スペイン黄金世紀の祝祭
2 劇作家を志望したセルバンテス
3 マドリードの劇場風景
4 観客という凄まじい怪物
5 大衆演劇賛否両論
6 怪物劇作家ロぺ・デ・ベーガ
7 文壇の対立といじめ
8 時代を象徴する宗教劇
9 スペイン演劇にみる名誉の実態
あとがき
索引
参考文献
図版/図版複写元

内容説明

対仏戦争、英蘭海賊強襲、経済危機、治安も最悪。悲惨な事件続きの十六世紀後半~十七世紀スペインに、大衆演劇人気が爆発する。王侯貴族から庶民までが一斉に劇場に集い、気に入らない作品には上演中の舞台にモノを投げ、罵声を飛ばす。文壇は嫉妬にまみれ、中傷が飛び交い、激しいいじめも日常茶飯事。なぜこれほど、彼らは演劇に熱狂したのか―。不安の影におびえながら、芝居に没頭していく人々の姿を通して、歴史書には書かれなかった、ハプスブルクという時代の真髄、そこに生きた人間たちの喜怒哀楽を活写する。

目次

1 スペイン黄金世紀の祝祭
2 劇作家を志望したセルバンテス
3 マドリードの劇場風景
4 観客という凄まじい怪物
5 大衆演劇賛否両論
6 怪物劇作家ロペ・デ・ベーガ
7 文壇の対立といじめ
8 時代を象徴する宗教劇
9 スペイン演劇にみる名誉の実態

著者等紹介

佐竹謙一[サタケケンイチ]
石川県金沢市生まれ。米国イリノイ大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。南山大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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呑司 ゛クリケット“苅岡

2
演劇についても全くの門外漢である。我が国の能の世阿弥、浄瑠璃の近松門左衛門、歌舞伎狂言の黙阿弥すらまともに鑑賞したことがない。それでもこの著作を手に取ったのは、「観客という凄まじい怪物」と言うタイトルに惹かれたからだ。セルバンテス、マドリードのプリンシベ劇場、メンティデーロ、大衆演劇の技法、アラルコンのいじめ話、ロペ・デ・ベーガなど、16世紀後半から1665年と意外に短い期間に盛り上がったことに驚いた。2026/05/12

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