講談社現代新書<br> シン・関ケ原

個数:
電子版価格
¥1,045
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

講談社現代新書
シン・関ケ原

  • 高橋 陽介【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 講談社(2025/10発売)
  • 読書週間 ポイント2倍キャンペーン 対象商品(~11/9)
  • ポイント 20pt
  • 提携先に2冊在庫がございます。(2025年11月06日 00時25分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 304p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065416174
  • NDC分類 210.48
  • Cコード C0221

出版社内容情報

私たちが知っている「関ヶ原の戦い」とは、江戸時代に各地で編纂されたさまざまな史料を、明治になってから帝国陸軍参謀本部が集約し、再構築したものである。
そして、これをもとに「国民的作家」司馬遼太郎が創作した長編歴史小説『関ヶ原』によって、日本人の「関ヶ原像」が決定づけられ、いまもなお、多くの人々を魅了しつづけている。

しかし近年、インターネットやSNSの普及にともない、大学などに属さない在野の歴史研究家によって新たな一次史料が次々に発掘され、それらについての情報交換が盛んになったことで、従来の「歴史」が次々に書き換えられるようになってきた。なかでも関ヶ原の戦いは、ほぼすべての「通説」が否定されるという「異常」ともいえる状況を呈している。もはやこの戦いにおいては、教科書に書かれていることさえ幻想にすぎないのだ。

本書は、現在の関ヶ原合戦研究におけるトップランナーである著者が、1600(慶長5)年9月15日に美濃の関ヶ原で起こった戦闘の経緯について、当時、徳川家康をはじめとする諸将の間でかわされた170通余りの書状を読み解くことで、新説を提起するものである。この新説は、従来の通説のようにドラマティックな展開をともなうものではない。「司馬関ヶ原」が脳裏深くに焼きついている人は、少なからず抵抗をおぼえるかもしれない。

しかし、だからといって私たちは、この新しい「関ヶ原」を拒むことはできない。日本の中世の終焉も、江戸幕府の成立と近世の幕開けも、この「関ヶ原」を受け入れずに考えることは、もうできないのだ。

【本書が提唱する、おもな新説】
関ヶ原の戦いは「天下分け目の決戦」ではなかった!
徳川家康はすでに天下人だった!
石田三成は西軍の首謀者ではなかった!
小早川秀秋は合戦中に裏切っていない!
東西両軍は開戦前に和睦していた!
両軍の合計は3万ほどだった!

【これらもすべてフィクションだった!】
秀吉死後の豊臣政権を運営したのは「五大老五奉行」 
石田三成と直江兼続による徳川家康挟撃の謀議
福島正則が徳川家康に忠義を誓った「小山評定」
もともと低かった毛利輝元の戦闘意欲
関ヶ原に結集したのは両軍合計15万
家康が小早川秀秋の離反を催促した「問い鉄砲」
秀秋の裏切りによって壊滅した大谷吉継勢・・・・・・…

「新しい関ヶ原」が、この一冊から始まる!


【目次】

序 章 徳川家康はすでに「天下人」だった
第一章 家康は会津に出陣した
第二章 西軍の首謀者は石田三成ではない
第三章 反乱を知った家康はどうしたか
第四章 家康は西へ出陣した
第五章 「決戦」前夜
第六章 「関ヶ原の戦い」の真実
終 章 なぜ「天下分け目の決戦」が創作されたのか

内容説明

もはや私たちは、この「関ヶ原」を拒むことはできない。「天下分け目の戦い」ではなかった。徳川家康はすでに天下人だった。石田三成は西軍の首謀者ではなかった。小早川秀秋は合戦中に裏切っていない。東西両軍は開戦前に和睦していた。両軍の合計は3万ほどだった。帝国陸軍と司馬遼太郎が創った「通説」を170通余りの書状が根本から覆す!

目次

序章 徳川家康はすでに天下人だった
第一章 家康は会津に出陣した
第二章 西軍の首謀者は石田三成ではない
第三章 反乱を知った家康はどうしたか
第四章 家康は西へ出陣した
第五章 「決戦」前夜
第六章 「関ヶ原の戦い」の真実
終章 なぜ「天下分け目の決戦」が創作されたのか

著者等紹介

高橋陽介[タカハシヨウスケ]
1969年、静岡県生まれ。歴史研究者。東海古城研究会、佐賀戦国研究会、織豊期研究会、静岡県地域史研究会、関ケ原研究会に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

森田望智そっくりおじさん・寺

34
本書によると、関ヶ原以前から天下人は徳川家康だったそうだ。おまけに淀君を妻にする予定があった。これは冒頭に書いてあるのでネタバレではない。この史実で早速通説が珍妙に思えてくるのだから、本書の構成も大したものだと思う。一次史料で再現された関ヶ原の合戦は、知らない人物もゴマンと出てきて、実際の歴史の営みは、物語のように有名人以外はモブキャラではないのがよくわかる。だってそれぞれに権利と義務と責任があるんだもん。ファンには悪いが、等身大の石田三成はとても小さい。思わず久しぶりにレビューしたが、今年の良書の一つ。2025/11/02

読書一郎

11
巷間に伝わる「関ヶ原の合戦」の経緯はほぽすべてウソだった、とする衝撃の本。「徳川家康は関ヶ原以前にすでに天下人だった」「石田三成は首謀者てはない」「小早川秀秋は最初から東軍だった」「合戦前に和議が成立していた」…著者は武将たちの出した膨大な量の手紙を読み込み、まったく新しい関ヶ原像を描き出します。一次資料に裏付けられたその主張は説得力に富んでいます。歴史学者の間では異論も多々あるようで、その辺の状況も詳しく補足してくれています。歴史学ってまだまだこういうことがあるんだなあ、と目を見開かれる本でした。2025/10/31

vox6336

8
関ヶ原研究はここまで来たのか。「関ヶ原合戦の本戦の経緯」もだが「研究者どうしの論戦の経緯」が超面白かった。2025/10/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22934497
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ドワンゴ」にご確認ください。

最近チェックした商品