講談社文庫<br> 太陽諸島

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講談社文庫
太陽諸島

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  • サイズ 文庫判/ページ数 388p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065412237
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

世界文学の旗手が紡ぐ、初の連作長篇三部作、完結!
響きあう言葉とともに地球を旅する仲間たちの行方は――。
国境を越えて人と人をつなぐ、新しい時代の神話

ヨーロッパで移民として生きるため、自家製の言語「パンスカ」をつくり出したHirukoは、
消えてしまった故郷の島国を探して、仲間たちと共に船の旅に出る。
一行を乗せた船はコペンハーゲンからバルト海を東へ進むが、
沿岸の港町では次々と謎めいた人物が乗り込んできて――。

言葉で結びついた仲間たちの、時空を超えた出会いと冒険を描く、多和田葉子の新たな代表作。
『地球にちりばめられて』『星に仄めかされて』に続くサーガ、ついに完結!











【目次】

内容説明

ヨーロッパで移民として生きるため、自家製の言語「パンスカ」をつくり出したHirukoは、消えてしまった故郷の島国を探して、仲間たちと船の旅に出る。コペンハーゲンからバルト海を東へ進むが、沿岸の港町では次々と謎めいた人物が乗り込んできて。世界文学の旗手の新たな代表作となるサーガ、完結!第77回毎日出版文化賞受賞。

著者等紹介

多和田葉子[タワダヨウコ]
1960年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。ハンブルク大学大学院修士課程修了。文学博士(チューリッヒ大学)。’82年よりドイツに在住し、日本語とドイツ語で作品を手がける。’91年『かかとを失くして』で群像新人文学賞、’93年『犬婿入り』で芥川賞、2000年『ヒナギクのお茶の場合』で泉鏡花文学賞、’02年『球形時間』でBunkamuraドゥマゴ文学賞、’03年『容疑者の夜行列車』で伊藤整文学賞、谷崎潤一郎賞、’05年にゲーテ・メダル、’11年『尼僧とキューピッドの弓』で紫式部文学賞、『雪の練習生』で野間文芸賞、’13年『雲をつかむ話』で読売文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。’16年にドイツのクライスト賞、’18年『献灯使』で全米図書賞(翻訳文学部門)、’20年朝日賞、’23年『太陽諸島』で毎日出版文化賞、’25年ネリー・ザックス賞など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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piro

34
『地球にちりばめられて』、『星に仄めかされて』に続く三部作完結編。失われたとされるHirukoの故郷を目指し、バルト海を東に向かう船に乗る一行。それぞれの視点で旅の様子が語られますが、正直言ってストーリーはよくわからない。所々に差し挟まれる言葉遊びの様な会話、民族のアイデンティティを思い起こさせるエピソードは、異国の地で暮らす人の心の中に仮想の故国を意識させる。物理的な国を失うという、あるかも知れない未来を想像し、その時どう生きるのかをHirukoが指し示してくれる様にも感じました。2025/10/28

まつ

2
三部作の最終巻。 日本と思われる祖国を追われた女性Hirukoを主人公とし、各国を巡り、多様な人種、言語に彩られながら、最終巻では祖国を目指し、船旅に繰り出す。 海というどの国にも属さない中立的な空間を漂いながら、各国に立ち寄ってゆくさまは、言語やそれを操る民族をテーマとする本作のラストに相応しいものに感じた。 作中にしれっと登場する、神話上の人物や過去の作家も、それらを一つの作品にまとめ、不思議な魅力ある筆者の知識の深さと手腕を感じさせた。全部を理解できていないとは思うけど、良い読書体験となった。2025/11/09

蒼都羽月

1
単行本も持ってはいたけれど、前巻を読み終えたタイミングで最終巻が文庫化されたので最後も文庫版で読了。国ってなんだろう、国境ってなんだろう、言語ってなんだろう、と、登場人物とともに考え続けた。多視点で語られるロードムービーのようであり、6人の見た夢の話のようでもあり、ああでも終盤のスサノオの気づきは良かったなぁ。この作品がどのように他の言語で翻訳されるのかにも興味ある。あと、久しぶりに『献灯使』を読みたくなった。2025/11/09

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