出版社内容情報
世界文学の旗手が紡ぐ、初の連作長篇三部作、完結!
響きあう言葉とともに地球を旅する仲間たちの行方は――。
国境を越えて人と人をつなぐ、新しい時代の神話
ヨーロッパで移民として生きるため、自家製の言語「パンスカ」をつくり出したHirukoは、
消えてしまった故郷の島国を探して、仲間たちと共に船の旅に出る。
一行を乗せた船はコペンハーゲンからバルト海を東へ進むが、
沿岸の港町では次々と謎めいた人物が乗り込んできて――。
言葉で結びついた仲間たちの、時空を超えた出会いと冒険を描く、多和田葉子の新たな代表作。
『地球にちりばめられて』『星に仄めかされて』に続くサーガ、ついに完結!
【目次】
内容説明
ヨーロッパで移民として生きるため、自家製の言語「パンスカ」をつくり出したHirukoは、消えてしまった故郷の島国を探して、仲間たちと船の旅に出る。コペンハーゲンからバルト海を東へ進むが、沿岸の港町では次々と謎めいた人物が乗り込んできて。世界文学の旗手の新たな代表作となるサーガ、完結!第77回毎日出版文化賞受賞。
著者等紹介
多和田葉子[タワダヨウコ]
1960年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。ハンブルク大学大学院修士課程修了。文学博士(チューリッヒ大学)。’82年よりドイツに在住し、日本語とドイツ語で作品を手がける。’91年『かかとを失くして』で群像新人文学賞、’93年『犬婿入り』で芥川賞、2000年『ヒナギクのお茶の場合』で泉鏡花文学賞、’02年『球形時間』でBunkamuraドゥマゴ文学賞、’03年『容疑者の夜行列車』で伊藤整文学賞、谷崎潤一郎賞、’05年にゲーテ・メダル、’11年『尼僧とキューピッドの弓』で紫式部文学賞、『雪の練習生』で野間文芸賞、’13年『雲をつかむ話』で読売文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。’16年にドイツのクライスト賞、’18年『献灯使』で全米図書賞(翻訳文学部門)、’20年朝日賞、’23年『太陽諸島』で毎日出版文化賞、’25年ネリー・ザックス賞など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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