出版社内容情報
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西尾維新がおくる青春怪異譚〈物語〉シリーズ、書き下ろし長編!
ついに明かされる、あの式神童女の生誕秘話!
illustration/VOFAN
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”レシピ公開。
斧乃木余接の作りかた”
境都大学オカルト研究会に所属する忍野メメと貝木泥舟は、
先輩にして元締め・臥煙伊豆湖から禁忌の儀式に誘われる。
女子高生の影縫余弦と共に準備に奔走するが、
プロジェクトは思わぬ方向へ──!
これぞ現代の
怪異! 怪異! 怪異!
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青春を、接ぎ接ぎできた人形だ。
【目次】
内容説明
“レシピ公開。斧乃木余接の作りかた”境都大学オカルト研究会に所属する忍野メメと貝木泥舟は、先輩にして元締め・臥煙伊豆湖から禁忌の儀式に誘われる。女子高生の影縫余弦と共に準備に奔走するが、プロジェクトは思わぬ方向へ―!これぞ現代の怪異!怪異!怪異!
著者等紹介
西尾維新[ニシオイシン]
1981年生まれ。第23回メフィスト賞受賞作『クビキリサイクル』(講談社ノベルス)で2002年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
にぃと
10
斧乃木余接誕生編。正直そこが掘り下げられると思ってなかったので驚き。語り手が忍野メメでさらに驚き。これまでのシリーズでは良くも悪くも大人だった彼らの、決して大人になりきれていない大学生時代が舞台で、それだけでなんだか印象が違う。刊行順では最新だけど時系列順では古い方なので思わせぶりな描写の多いこと多いこと。これはシリーズ読み返すべきか?となってしまった。後書きでは少なくとも2冊新刊の予定があるとか。有難い限り。物語シリーズとも長い付き合いだし気長に待ちたい。2025/10/21
leo18
7
過去編。忍野を語り手に余接誕生の秘話が描かれる。忍野、貝木、伊豆湖、余弦の若かりし頃が新鮮で、特に貝木の見る目が変わったな。後付けだろうけど、いろいろしっくり来る裏設定が面白かった。2025/10/21
エビアン子
7
長い付き合いの物語シリーズ。今回は面白かった。臥煙先輩の魂の呪いは良かった。逃げ道を塞ぐ。最近は逃げ道を自分で用意する人ばかりだ。プロフィール欄にある発達やら手帳やら、自分の意見を言うくせに、でも自分は弱いから責めないでくれって言っているようなもの。忍野の語り方はアララギくんそっくりね。また会うかしら。鳥物語と鳳物語が楽しみ。相変わらず計画は成功しないし、みんなバラバラになるし、誰も幸せにならない。だけれどもこれからも一生懸命必死に生きていく終わり方が大好きだ。私の物語への性癖を築いただけあるぜ。2025/10/21
彼方
6
尊敬する大先輩である臥煙伊豆湖に呼びつけられた大学生の忍野と貝木は、家と絶縁して嫁ぎ、亡くなった姉を蘇生するという禁忌の儀式に誘われる。その先で明かされる斧乃木余接の誕生秘話とは───。今回の語り部は初の忍野メメという事で、学生時代の彼らが描かれるというかつてない新鮮さを見せる今作。まあ長期シリーズ故の矛盾であったり(アロハシャツのインパクト男、神原や羽川と出会っちゃったらさすがに覚えているのでは…?)色々とありつつも、そんな細かな出来事は終盤に進むにつれ、気にならなくなるほどの重要エピソードでしたね…。2025/10/31
FFLJAPANter
4
タイトル通り継ぎ接ぎされた物語にして「失敗談」。失敗談書かせたら右に出る作家居ませんねこれは……。この継ぎ接ぎ感を出しながらもきちんと本編に繋がっていく感じがたまりません、若かりし貝木・忍野・影縫の関係性が良すぎる。メタ視点もキチッと使うあたり流石の西尾維新。2025/10/20




