講談社文庫<br> とんこつQ&A

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講談社文庫
とんこつQ&A

  • 今村 夏子【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065410370
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

中華店とんこつの一員でいるため奇怪な努力を続けるわたし。
ナゾの読後感に唖然・鳥肌ッ!! へんてこ小説の金字塔!

*****

常識ってなんやったっけ?と、おかしな展開になっていく。面白不気味。
――3時のヒロイン・福田麻貴
1/11放送「王様のブランチ」(TBS系毎週土曜日 あさ9時30分より生放送)

根拠の薄い不安定な強さが周囲を引きずりこみ、世界を歪ませる――
そんな危うい実体を「ほらほら」と容赦なく描きだす今村夏子、無敵。
――平松洋子(解説より)

*****

大将とぼっちゃんが営む町中華とんこつ。「いらっしゃいませ」もろくに言えない従業員のわたしは、接客対応マニュアル「とんこつQ&A」を自作し居場所を見つけたはずだった。あの女が新たに雇われるまでは――。表題作をはじめ、予想しえない展開に鳥肌が止まらない、ほのぼのと不穏が奇妙に交わる全4編!

「とんこつQ&A」
大将とぼっちゃんが切り盛りする中華料理店とんこつで働き始めた「わたし」。「いらっしゃいませ」を言えるようになり、居場所を見つけたはずだった。あの女が新たに雇われるまでは――

「嘘の道」
姉の同級生には、とんでもない嘘つき少年がいた。父いわく、そういう奴はそのうち消えていなくなってしまうらしいが……

「良夫婦」
いつもお腹を空かせている近所の少年・タム。彼の心を開くため、友加里は物で釣ることを考える。

「冷たい大根の煮物」
お金を借りて返さないことで有名な芝山さん。ずるずる仲良くなってしまった「わたし」は……


【目次】

とんこつQ&A
嘘の道
良夫婦
冷たい大根の煮物

内容説明

大将とぼっちゃんが営む町中華とんこつ。「いらっしゃいませ」もろくに言えない従業員のわたしは、接客対応マニュアル「とんこつQ&A」を自作し居場所を見つけたはずだった。あの女が新たに雇われるまでは―。表題作をはじめ、予想しえない展開に鳥肌が止まらない、ほのぼのと不穏が奇妙に交わる全4編!

著者等紹介

今村夏子[イマムラナツコ]
1980年、広島県生まれ。2010年「あたらしい娘」で第26回太宰治賞を受賞しデビュー。「こちらあみ子」と改題し、同作と新作中華「ピクニック」を収めた『こちらあみ子』で’11年に第24回三島由紀夫賞を受賞。’17年『あひる』で第5回河合隼雄物語賞、『星の子』で第39回野間文芸新人賞、’19年『むらさきのスカートの女』で第161回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

259
冷静になって考えるとあり得ない。でも、読んでいる時には、あるのかも知れないと思わせる、4話短篇。どの話も心の何処か手の届きにくい場所にすっと入り込んで棲みつく様で。やっぱり表題作が強烈ですね。丘崎さんは「哲学的ゾンビ」で「中国人の部屋」(の劣化版)であっただよ。皆んなが幸せなら、特に今川さんがそうであるなら儂もぢゃよ。最終話の『冷たい大根の煮物』もね。木野さんの生活が芝山さんに依って徐々に侵食されて行く恐怖、追体験させて頂きました。いや、改善ですね。今村さん。新作のおかわりお待ち申し上げております。2025/10/19

NAOAMI

12
表題作はじめ妙な拘りや思い込み、抗ってみたり慣れてしまったり、不安定な気持ちの吐露が基本線。世間ではありえんだろう反応や、え?そこ?的切り返しに読む手が止まらない。諸手をあげて楽しい読み物でもないし、つまらなくもない。なのにその後の展開を先ヨミしながら軽く空想を越えてくる結末に思わず脱力したり微妙にホッとしたり。表題作なんて店内関係が捻じれた末に「収まる」可笑しみ。罪悪感が生んだ軽くホラーなオチの後、すべてをサラッと忘れたかのような放置プレイのようなオチ。結局騙されてんのにホンワカしてしまうオチなど多彩。2025/10/26

坊っちゃん

5
★★★1/22025/10/31

Susumu Kobayashi

5
何とも不思議な読後感を与える短編4編を収録。そうだった、『むらさきのスカートの女』の作者だったと思い出す。表題作は中華料理店「とんこつ」にアルバイト店員として働く今川が「とんこつ」に取り込まれていく、人によっては恐怖を覚えるかもしれない作品。「良夫婦」は、タムと呼ばれる小学生と知りあった友加里という主婦の話。タムが木から落ちた経緯をきちんと話さないと誤解されるじゃないかと心配した。いけませんねえ。「冷たい大根の煮物」はウォルポールの「銀仮面」を連想させる話だが、主人公が自炊するようになって救いがある。2025/10/28

とびを

4
リアリティがあるようなないような。 自分と似ているところがあるようなないような。 ほっこりするようなしないような。 そんな短編集2025/10/23

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