出版社内容情報
同調圧力の強い日本で、個性の強さユニークさゆえ生きづらい発達障害のある人。違和感、個性をうまく生かし、よりよい社会にする方策を提言。
本田教授が研究の中心に据える児童青年精神医学は、現代社会では需要こそ多いものの、専門の講座を置く大学は信州大学を含め数大学だけ。近年、ADHD、学習障害、自閉スペクトラム症などの発達障害と診断される子どもの数が急速に増えており、対応する福祉制度も数の面では広がってる。「しかし今の制度では、保護者が申請しない限り子どもたちは何の支援も受けられません。また、専門医不足も相まって診断名もないグレーゾーンの子どもたちには、全く支援の手が届かないのが現状です」(本田教授)。
大多数の子どもたちに共通する“普通”の子育てを中心に解説された情報は、発達障害やグレーゾーンの子どもたちには当てはまらないケースがほとんど。親が他の子と比べ「自分の子だけできない」と焦り、親子関係がぎくしゃくしてしまうこともあるという。
「発達障害と診断されないと支援が受けられないため、病院にたどり着かない子どもたちは、無理して“普通”を選択するしか選択肢がない状態です。多様な子育てという考え方がもっと浸透していけば、そもそも『皆違うんだ』ということに気付きます。多様性を受け入れ向き合うことができれば、あえて診断名を付けなくてもいい子どもたちがもっと増えるはずなんです」
社会人になってから、周囲とうまくいかず、転職を繰り返したり、で発達障害を疑い受信する人も増えている。発達障害の人、そして周囲がどうすればよりよい社会にできるのか。
【目次】
はじめに すべてのビジネスパーソンに戦略デザイン力が求められる時代
序章 なぜ、戦略をデザインするのか?
【Part I】視点のデザイン
レッスン1 ユーザの本質的なニーズを把握する
【問1】:この戦略の先に、誰の笑顔がありますか?
レッスン2:未来から現在を逆算する
【問2】:この戦略が実現することで、10年後の世の中はどう変わりますか?
【Part II】価値のデザイン
レッスン3:創造的統合で新しい価値を生む
【問3】:この戦略によって提供される新たな価値は何ですか?
レッスン4:戦略の起点を問い直す
【問4】:あなたの会社がやるべき理由は何ですか?
レッスン5:ターゲットを設定する
【問5】:この戦略はどの顧客層や市場セグメントをターゲットにしていますか?
レッスン6:製品・サービスを定義する
【問6】:この戦略に関連する具体的な製品やサービスは何ですか?
【Part III】仕組みのデザイン
レッスン7:価値創出のレイヤー構造を設計する
【問7】:この戦略にはどのような価値を生み出す仕組みが備わっていますか?
レッスン8:必要なリソースと能力を確保する
【問8】:この戦略をやり遂げるために人材を確保する仕組みはできていますか?
レッスン9:エコシステムを築く
【問9】:この戦略を実現するために、誰と、どのような仕組みで実行していきますか?
レッスン10 :失敗から学ぶための仕組みづくり
【問10】:この戦略が失敗した場合、組織として何を学び、どのように次につなげますか?