出版社内容情報
鉄瓶長屋の事件から一年。
お恵と夫婦となり、植木職人に戻った佐吉が人を殺めた疑いで捕らえられた。
しかも殺した相手は、18年前に生き別れた実の母、葵だという。
「ぼんくら」事件の因縁が新たな火種にとなったのか。
佐吉の無実を信じる本所深川方同心、平四郎と
甥の超絶美少年、弓之助が真実を探る。
【目次】
内容説明
鉄瓶長屋の事件から一年。お恵と夫婦となり、植木職人に戻った佐吉が人を殺めた疑いで捕らえられた。しかも殺した相手は、十八年前に生き別れた実の母、葵だという。「ぼんくら」事件の因縁が新たな火種となったのか。佐吉の無実を信じる本所深川方同心、平四郎と甥の超絶美少年、弓之助らが真実を探る。
著者等紹介
宮部みゆき[ミヤベミユキ]
1960年東京都生まれ。’87年『我らが隣人の犯罪』でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。’92年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞長編部門、同年『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、’93年『火車』で山本周五郎賞、’97年『蒲生邸事件』で日本SF大賞、’99年『理由』で直木賞、2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、’02年司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞文学部門、’07年『名もなき毒』で吉川英治文学賞、’08年英訳版『BRAVE STORY』でThe Batchelder Awardを受賞。’22年菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kei302
44
文庫旧版の村上豊さんのカバー挿画は味わい深くて独特のユーモアを感じさせる画だったけど、新装版はポップな感じで読者層を広げそうな三木謙次さんのイラスト、かわいいです。きたきたシリーズふう、途中に挿絵も入ってる。シリーズの真ん中の「日暮し」から読み始めた。宮部さんの圧倒的な巧さにため息。トクリュウみたいな強盗団の事件が印象的。個人情報として扇子の似顔絵を盗賊の頭が手元に置いて足抜けを許さないとかメンバーは顔を合わさないとかの巧妙さが現代の事件と共通している。メインは佐吉と湊屋。こちらは下巻に続く。2026/03/05
coldsurgeon
7
既読の物語だが新装版ということで、改めて読み始める。この話の前に起きた「ぼんくら」での出来事を思い出しながら、読み進める。江戸の町の風情と人情を楽しみながら、穏やかだが、何かとざわめいたいくつかの事件が、重要な伏線となっていく。時代劇ミステリーだから当然なのだが、どのようにそれら伏線が回収されるかは、下巻を読まなくては。既読のはずだが、多くのことを忘れ、それだから余計に楽しんでいる。2025/12/01
ぷにこ
4
文庫で再読。佐吉の物語は続く。2025/12/22
めがねおじさん
1
「ぼんくら」の続編。鉄瓶長屋の事件から1年、依然残された謎があり、その解決篇となるのか。まずは前段で4つのエピソードが伏線的に描かれる。絵師の殺害事件解決に絡め、おでこと呼ばれる異能の三太郎の屈託を同心平四郎が癒す「おまんま」。前作の事件の中心人物佐吉夫婦の心理的行き違いを細かい心理描写で描いた「嫌いの虫」。その佐吉の生みの親が巷説百物語並みの活躍を見せる痛快な「子盗り鬼」。煮売り屋お徳の難儀を解決する「なけなし三昧」。何処か軽妙な味わいを持ちながらのリアルさが見事。そして本題の驚愕の事件が勃発し次巻へ。2026/01/23
ぺしみち
1
闇バイト、ストーカー怖い怖い。ストーカーの話がむちゃむちゃ怖かった。きっとストーカーする奴はこんな風に考えるんだろうな。バカじゃないの!?そして佐吉、大変だ〜。2026/01/17




