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出版社内容情報
誰が母さんを殺したのかーー?
ミステリ作家・猪龍錠を父に持つ「朔史」が悪夢から目覚めた時、そこはエッシャーの絵画が無数に飾られた父の別荘だった。父のミステリ作品を愛する縁者たちと、予期せぬ訪問者を前に猪龍錠が語り始めたのは、新作小説のプロットーー
謎解きを迫る父の挑発と、繰り返し襲い来る悪夢のうちに谺する母の断末魔の「迷宮」の果てで、朔史が辿り着いた驚きの真実とは!?
疑え、全ての錯視(リアル)を。
第16回メフィスト賞作家・黒田研二が、この一作で真骨頂の封印を解く!
渾身の長編ミステリ!!
【目次】
内容説明
ミステリ作家・猪龍錠を父に持つ「朔史」が悪夢から目覚めた時、そこはエッシャーの絵画が無数に飾られた父の別荘だった。父のミステリ作品を愛する縁者たちと、予期せぬ訪問者を前に猪龍錠が語り始めたのは、新作小説のプロット―謎解きを迫る父の挑発と、繰り返し襲い来る悪夢のうちに谺する母の断末魔の「迷宮」の果てで、朔史が辿り着いた驚きの真実とは!?
著者等紹介
黒田研二[クロダケンジ]
1969年、三重県桑名市生まれ。2000年、『ウェディング・ドレス』(講談社)で第16回メフィスト賞を受賞してデビュー。ゲーム関連の仕事にも多数関わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
geshi
20
好きな作家の待望のミステリと期待していただけにクオリティの低さの言い訳っぽさが気になった。挟まれる作中作がミステリクイズレベルであることを作者が自覚して、作中人物にそれを言わせちゃうのは「作者が自分の作ったトリック信じてやらなくてどうするんだ」と思ってしまう。現実でも起こる事件の不可解が解決編で一気に回収され、作中作の稚拙さの理屈もつけられるものの、納得感は薄い。大きな仕掛けをやろうとしてあっちこっち補修しているような印象。なにより構造がマトリョーシカではなくて、著者の代表作から引っ張ってきた感じ。2026/06/25
よるのもち
12
面白く読めたのは事実なのですが、これは中々の問題作。個人的には大オチに当たる部分は許容できるラインを完全に超えてしまっていたかな。作中で語られる、水族館殺人事件のトリックはなかなか面白かっただけに、後半少しテンションが下がってしまいました。2026/06/18
ほたる
11
作中作で展開される三つの殺人事件。加えて物語でも巻き起こる殺人事件。何かがおかしいという違和感は常にあるが、淡々と進められていく。おかしくなっているのは果たして自分自身だけなのか。全てを解き明かした先にあるものは。2026/06/17
とみーる
5
違和感と一発の帰結を楽しむ本。そんなんありかーいって笑った。もーすこしヒントが多い方がフェアな気もしたかな。まったく予想できなくてもちょっとね2026/06/22
鰹よろし
2
ミステリというパズルへの固執。覆らぬ摩訶不思議な結果と固まっていく現実、不動点を結びつけていくミッシングリンクへの浪漫。できるかできないかではない「やるのだ」そして「できたのだ」。自分には不可能でもきっと犯人様なら。再現性など論外、理論値を越えて為し得る神業への陶酔。それぐらいやってくれよ!、いやでもどうやって? 捻じ曲げられないナニカに募っていく焦燥。疑惑・不和の矛先、外へ外へと向いていく責任の所在。わ、わからない。いったい何が?誰が?正しいのか。常識を疑え、当たり前を見つめ直す。2026/06/27




