怖い話名著88―乱歩、キングからモキュメンタリーまで

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怖い話名著88―乱歩、キングからモキュメンタリーまで

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065403792
  • NDC分類 902.3
  • Cコード C0076

出版社内容情報

怖い話は好きですか?

大好き! という人もいれば、ちょっと苦手ですという人もいるでしょう。しかしどちらの人にも否定できないひとつの事実があります。それは人類の歴史は怖い話とともにあった、ということです。
現代のわたしたちが活字で楽しんでいる怖い話は、ホラー小説と呼ばれています。本書はそうした怖い話の名著を、この100年にしぼって88冊紹介したブックガイドです。なぜ100年かといえば、今から100年前の1920年代は現代につながるさまざまなカルチャーが花開いた時代で、この時期に生まれた大衆文化が、現代のホラー小説にまで影響を与えているからです。(「はじめに」より)

◆日本と海外の「怖い話」の100年史
日本で「ミステリーの父」と呼ばれる江戸川乱歩が、アメリカで「20世紀最大の怪奇作家」H・P・ラヴクラフトが活躍していたのが約100年前のこと。以来、時代にあわせて変化しながら現代まで脈々と受け継がれてきた「怖い話」の系譜を、移り変わる世相との関わりを視野に入れながら20年ごとにたどった、かつてない恐怖文学のクロニクル。

◆人気書評家・朝宮運河氏厳選の88冊
雑誌やテレビでもホラー特集が組まれる昨今、「ホラー」と名の付くカルチャーシーンに必ず登場する人気書評家・朝宮運河氏。日本のホラーやミステリーはもちろん、映画化された海外のベストセラー、近年注目されるアジアンホラーまで、「怖い話」をすみからすみまで知り尽くした著者が、今読むべき書籍を厳選。100年分の名著の魅力が、これ1冊ですぐに分かる!

◆澤村伊智さん、背筋さんに聞く読書歴
『ぼぎわんが、来る』や『近畿地方のある場所について』はどこから生まれたのか。現代ホラーの中心で活躍するお二人に、子どものころの怖い話の原体験から、少年時代の読書歴、小説を書くきっかけになった書籍、今面白いと思うホラー小説まで、ここでしか聞けない深~い話を掲載。



【目次】

目次
はじめに 怖い話は好きですか?

第一章 1926~1945 昭和元年から終戦まで
江戸川乱歩「鏡地獄」/海野十三「俘囚」/橘外男「蒲団」/内田百けん『東京日記』/H・R・ウェイクフィールド「赤い館」/ヒュー・ウォルポール「銀の仮面」/ダフネ・デュ・モーリア『レベッカ』など
コラム * 乱歩登場以前の怖い話

第二章 1946~1965 戦後復興期
久生十蘭「黄泉から」/山田風太郎「蝋人」/星新一『夢魔の標的』/ジョン・ウィンダム『トリフィド時代』/リチャード・マシスン『アイ・アム・レジェンド』/シャーリイ・ジャクスン『丘の屋敷』など
コラム * メディアミックスの時代

第三章 1966~1985 高度経済成長期
野坂昭如『骨餓身峠死人葛』/西村寿行『滅びの笛』/夢枕獏『悪夢喰らい』/アイラ・レヴィン『ローズマリーの赤ちゃん』/ウィリアム・ピーター・ブラッティ『エクソシスト』/スティーヴン・キング『ミスト』など
コラム * 吸血鬼イメージの変遷

第四章 1986~2005 失われた20年
高橋克彦『悪魔のトリル』/山田太一『異人たちとの夏』/宮部みゆき『龍は眠る』/京極夏彦『魍魎の匣』/木原浩勝・中山市朗『新耳袋』/オースン・スコットカード『消えた少年たち』/蔡駿『幽霊ホテルからの手紙』など
対談 * 澤村伊智 × 朝宮運河

第五章 2006~2025 現在に至るまで
岩井志麻子『べっぴんぢごく』/貴志祐介『悪の教典』/三津田信三『どこの家にも怖いものはいる』/小野不由美『営繕かるかや怪異譚』/雨穴『変な家』/張渝歌『ブラックノイズ 荒聞』など
対談 * 背筋 × 朝宮運河

参考図書ガイド もっと怖い話を知りたい人に

内容説明

対談掲載。×澤村伊智『ぼぎわんが、来る』。×背筋『近畿地方のある場所について』。

目次

第一章 1926~1945 昭和元年から終戦まで 乱歩登場。(江戸川乱歩「鏡地獄」1926;岡本綺堂『近代異妖篇』1926 ほか)
第二章 1946~1965 戦後復興期 死者への思慕。(久生十蘭「黄泉から」1946;香山滋「月ぞ悪魔」1949 ほか)
第三章 1966~1985 高度経済成長期 土俗の復権。(小松左京「くだんのはは」1968;野坂昭如「骨餓身峠死人葛」1969 ほか)
第四章 1986~2005 失われた20年 国産ホラー席巻。(高橋克彦「悪魔のトリル」1986;山田太一『異人たちとの夏』1987 ほか)
第五章 2006~20025 現在に至るまで 現代ホラーブーム。(岩井志麻子『べっぴんぢごく』2006;平山夢明『他人事』2007 ほか)

著者等紹介

朝宮運河[アサミヤウンガ]
怪奇幻想ライター・書評家。1977年北海道生まれ。ホラー・怪奇幻想小説が専門のライター・書評家として活動。本の情報誌『ダ・ヴィンチ』やお化けの総合誌『怪と幽』などに書評・インタビュー記事を執筆。朝日新聞のブックサイト『好書好日』では「朝宮運河のホラーワールド渉猟」を連載。ホラーシーンを長年定点観測し、その動向を読者に伝えている。ホラーアンソロジーの編纂も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ハスゴン

22
目立たない感じで置かれて見過ごすところだったけど、こんなガイドブックを何冊も読んできたが当然メジャーな作品も出てくるが、いわゆる文学に分類されるであろう作者の作品も知れて今度書店で探してみるのも本の楽しみのひとつであると思うので巨大書店に携帯して散策するのもアリかもしれない。 本屋でももう少し目立つように置かれる事を望みたい。2025/09/30

みや

14
既読24冊。ホラーに限らず、文豪の短編、ミステリやSFも含まれて幅広い恐怖を教えてくれる。人生のマイベスト本である綾辻行人『殺人鬼』が選出されており、この本の収録作品は全て読もうと決意した。本書に従えばもっと多くのベスト本に会えそう。時代順に並ぶため、意外な2人が同時期だったことの驚きや当時の情勢から流行の方向性を解く視点も面白い。山田風太郎『蝋人』、宇能鴻一郎、ジョー・ヒルが気になる。メモやコラム、対談で著者・澤村伊智・背筋の読書遍歴を知れて嬉しかった。『人間が溶ける小説アンソロジー』を全力で熱望!2025/08/30

緋莢

13
副題にも入っているように、江戸川乱歩が登場した約100年前から、現在まで88作品を紹介しています。芥川龍之介『歯車』って、怖い話なんだ(ある意味とはつくようですが)となったり、野坂昭如、宇野鴻一郎、源氏鶏太らも怖い話を書いていたんだ、という発見がありました。また、海外作家の紹介もあり、ヒュー・ウォルポール『銀の仮面』 ジョー・ヒル(スティーヴン・キングの息子)『怪奇日和』など、初めて知って興味を惹かれた作品もありました。 (続く2025/09/18

ettyan えっちゃん

11
今年ちょうど昭和100年ということもあり、ここ100年間のホラー、怪談、怖い話を歴史を概観しながら読むことができて、読み物としてもとても面白かった。 40冊ぐらい読んでいるが、未読の本は早速注文ぽちぽち。残念ながら、絶版品切れの本もあり、これを機に再販してくれないかな。と調べていて、「べっぴんぢごく」が再販されていた事に気づく!うれしい。 あと、今勢いのあるホラー作家2名との対談も、とても面白く読めました。2025/08/24

ふるい

5
この100年間に世に出た怖い話の名作を88冊紹介したホラーブックガイド。三橋一夫『腹話術師』、夢枕獏『悪夢喰らい』、ジョナサン・キャロル『我らが影の声』など、読みたい本が増えた。2025/09/15

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