出版社内容情報
映画化もされた『ツレがうつになりまして。』ほか心をテーマに数多くのベストセラーを描いた、細川貂々氏による、「こころってなんだろう」シリーズ第4弾。
おとなも「おかね」わからなくてこわい?子どものころから知っておきたい「おかね」のこと。
「こころってなんだろう」が朝日新聞一面「折々のことば」ほか、毎日新聞、東京新聞などで取り上げられるなど話題。発売後たちまち連続重版!
おとなでもいつふりまわされてしまう「おかね」とはいったいわたしたちにとって何なのか。
かわいいマンガと直筆のやさしい書き文字でわかりやすく教えてくれます。
『がっこうのてんこちゃん』(福音館書店)が2024年度産経児童出版文化賞受賞。
【目次】
内容説明
子どものうちから「おかね」を知っておこう!『ツレうつ』の細川貂々さんによる「なんだろう」シリーズ、第四弾!
著者等紹介
細川貂々[ホソカワテンテン]
1969年、埼玉県生まれ。漫画家・こどもの本の作家。セツ・モードセミナー卒業。うつ病を患った夫の闘病を描いたコミックエッセイ『ツレがうつになりまして。』(幻冬舎)が大反響を呼び、2009年にはテレビドラマ化、2011年に映画化される。現在、兵庫県宝塚市で、生きづらさを抱えた人たちが集う「生きるのヘタ会?」を主宰。『がっこうのてんこちゃん はじめてばかりでどうしよう!の巻』(福音館書店)で第71回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
130
一枚のお札やコインの始めから終わりまでを辿っていくと、何人の手に渡っているのかな。その過程では、大切にされていたり、一瞬で手元から離れたり、もしかしたら道端に落ちていたり、握りつぶされていたり、どんな風なのかな。そう考えると不思議、おかねってなんだろう。最近は姿があまり見えなくて、持ち歩かなくても生活できてしまうけど、おかねってなんだろう。なくてはならないもの、使おうとすると不安になるもの、ある程度持っていないと未来の選択肢を狭めるもの、おかねってなんだろう。ほそかわてんてんさんのなんだろうシリーズです。2025/05/12
遠い日
5
シリーズ4。どれだけ年を重ねても、いまだにお金のことはよくわからない。目に見える物質として存在しているのは事実でも、お金には実態がないからです。しかも今は、目の前にないお金が瞬時に動かせる時代。恥ずかしながらわたしはその仕組みがよくわかりません。お金がなくては生きていけないし、たくさんあれば心頼みになるし、この世に生きるもの皆にとって必要なもの。そのお金と関わることで見えてくるものは、物事の二面性。 子どもの頃にこんな本と出会いたかったです。子どもがお金のことを口にするなんて!という時代に育ちましたから。2025/10/15
たくさん
4
お金がある世界とお金のない世界。子供のころはお金を稼ぐことができない。だからこそ、大事に使うこともできるし、逆に楽観的に使ってしまうこともある。自分の欲しいものがどれと同等だとか、欲しいものの値段と、誰かが欲しいものの値段が違うことであったり、同じものが安くなっている仕組みを熱心に調べてみたりと、自分の生き方とリンクもしてくる。間違いなく人生に於いてお金というものは大切なもの。だけれど、稼ぐことができるからこそぞんざいにもなる。みんなでお金について考えて欲しいなと思わされます。 #NetGalleyJP 2025/10/15




