TRUE Colors―境界線の上で

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  • サイズ 46判/ページ数 208p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065400746
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

生理は、将来ママになるために必要なものだから──そう本には書かれていた。でも、わたしもママにならないといけないの? 子どもが欲しい友達、怖いと言う友達。わたしは?(『To be a Mom』神戸遥真)

男子に負けない努力を重ね、中学硬式野球のエースとなったわたし。でも、甲子園には出られない。女子だから。納得なんてできない。ナックルボールを磨き続けた先に、未来はあるのか──。(『三月のグラウンド』蒼沼洋人)

元カレの葉空とは今や親友。恋人じゃないからこそ、楽に過ごせる……はずだった。でも、葉空に「好きな人ができた」と言われて、わたしの心は大混乱。しかも、相手は「彼女」じゃなくて「彼氏」!?(『親友のカレ』いとうみく)

お母さんの出張で、家事を任されたわたし。やるしかないけど、なんでわたしばっかり? 詩馬の家のダイニングテーブルでは、父さん二人が料理をしていた。家族のかたちは一つじゃない。それなら、わたしの家だって変えられる?(『ダイニングテーブル』鳥美山貴子)

新しい通学路、新しい学校、新しい生活。ある日、電車の中で尻に触れる誰かの手。満員電車だから? 勘違い? ……違う。ぼくは被害者だ。男のぼくだって、痴漢に遭う。それを認めるのが、こんなに怖いなんて。(『ぼくと体と、』ひこ・田中)

◆ ◆

令和6年埼玉夏休みすいせん図書にも選ばれた『YA!ジェンダーフリーアンソロジー TRUE Colors』から待望の第2弾が登場。
「今」を生きる児童文学作家がジェンダーと中学生をテーマに、それぞれの視点から物語をつづります。
装画は今回も『少年ノート』『ヒラエスは旅路の果て』の鎌谷悠希が担当。
ここでしか読めない、珠玉のアンソロジーです。


【目次】

内容説明

これは、わたしの―そして、あなたの物語。将来、恋、家族、性の違い。中学生のリアルが広がる、5つのジェンダー・ストーリー。

著者等紹介

神戸遙真[コウベハルマ]
千葉県生まれ。第5回集英社みらい文庫大賞優秀賞受賞。『恋とポテトと夏休み』などの「恋ポテ」シリーズで第45回日本児童文芸家協会賞受賞、『笹森くんのスカート』で令和5年度児童福祉文化賞受賞、また、第21回千葉市芸術文化新人賞奨励賞受賞

蒼沼洋人[アオヌマヨウト]
1980年、北海道稚内市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。2008年、第6回北日本児童文学賞で優秀賞を受賞。14年、「さくらいろの季節」で第4回ポプラズッコケ文学新人賞大賞を受賞、同作でデビュー。22年、「波あとが白く輝いている」で第63回講談社児童文学新人賞佳作入選

いとうみく[イトウミク]
神奈川県生まれ。『糸子の体重計』(童心社)で日本児童文学者協会新人賞、『朔と新』(講談社)で野間児童文芸賞、『きみひろくん』(くもん出版)でひろすけ童話賞、『あしたの幸福』(理論社)で河合隼雄物語賞、『ぼくんちのねこのはなし』(くもん出版)で坪田譲治文学賞、『真実の口』(講談社)で日本児童文学者協会賞を受賞。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」同人

鳥美山貴子[トリミヤマタカコ]
秋田県出身。2021年、「黒と白の対角線~おりがみおとぎ草子~」(『黒紙の魔術師と白銀の龍』と改題)で第62回講談社児童文学新人賞を受賞し、デビュー

ひこ・田中[ヒコタナカ]
1953年、大阪府生まれ。同志社大学文学部卒業。『お引越し』で第1回椋鳩十児童文学賞を受賞、相米慎二監督により映画化。『ごめん』で第44回産経児童出版文化賞JR賞を受賞、冨樫森監督により映画化。「なりたて中学生」シリーズ(講談社)で第57回日本児童文学者協会賞、『あした、弁当を作る。』(講談社)で第64回日本児童文学者協会賞を受賞。『児童文学書評』主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kitten

9
図書館本。中学生くらいが対象の児童書だけど、ジェンダーの話が山盛り。今どきの子どもは、こういう教育を受けてるってことを、親世代もしっかり認識することは必要。野球の話がよかった。最後が、かっこよすぎるよ。ひこ田中さんの話は、さすがにキツい。必要な話ではあるんだろうけど、うーん。でも、どうすればいいんだ、これ?ってなるな。2025/09/15

遠い日

4
思春期という多感な時代を生きる中学生たちの違和感。この世の縛りは結構どこにでもあると気づく苦い思い。ジェンダーや男女の役割の押し付け、無自覚に男女の線引きをしている現実。それに気づいた時の彼らのビビッドな反応が初々しく映った。他人に言っていいものかどうか悩むのも頷ける。繊細なメンタルの部分を言語化するのも難しい。教室で、部活で、家庭で、知らないうちにパターン化され、色分けされ、こうあるはず、こうあることが普通という圧をかけられていることに気づく。そこから始まる苦悩が彼らを成長させる。2025/07/31

芦屋和音

3
全5章のアンソロ。女の自分は甲子園に出られない「三月のグラウンド」は桜の描写が秀逸。/「親友のカレ」は偏見を持っていないはず自分の中にも差別意識があることに悩む主人公がリアル。/痴漢被害にあう男子の「ぼくと、体と。」は別格。キツイ描写があるので精神的に落ち着いているときに読んでほしい。思い込みをぶち破る何かを得られるはず。2025/09/02

たんぽこ

2
ひこ田中さんの「ぼくと体と」。男子の痴漢被害をテーマにした児童文学は初めてです。男子ならではの混乱と葛藤を興味深く読みました。2025/09/13

いなこ

2
私の将来って…。甲子園に出たいのに…。元カレの好きな人が…。家事をやるのは…。痴漢にあうはずがないのに…。一般的な常識や価値観が時代とともに変わってきている。その真っ只中で育っていく子どもたちの心の叫びや悩みetcに、答えられる世の中になっていくのだろうか。この作品を読んだYA世代の言葉が知りたいと思った。2025/08/28

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