出版社内容情報
お待たせいたしました、ド直球のお仕事ラブコメです。
恋と宝石。
「宝石の価値ってそんなに重要?」
思いがけない彼女の言葉がぼくを心地よく壊す。
当たり前を超えていけ
「いや、ごめん要らないわ、これ」
「は!?い、要らないってお前……嵌めてみもせずに!?」
横浜で三大続いた宝石(ジュエラー)商の嫡男・大江頼任と、彫金を家業とする職人の娘・黒江彩。
最初のデートで頼任が贈ったリングを突き返してから、二人の関係は「メシ友」と「恋人」の間で謎のまま。
頼任の店のお得意様のブライダルジュエリーのオーダーを皮切りに、クロエがジュエリーデザインを引き受けるようになってから、二人の関係性が変わっていく。
宝石をのぞくと見える美しい別世界。これを表現できるのは彼女だけ。
内容説明
横浜で三代続いた宝石商の嫡男・大江頼任と、彫金を家業とする職人の娘・黒江彩。最初のデートで頼任が贈ったリングを突き返してから、二人の関係は「メシ友」と「恋人」の間で謎のまま。頼任の店のお得意様のプライダルジュエリーのオーダーを皮切りに、クロエがジュエリーデザインを引き受けるようになってから、二人の関係性が変わっていく。
著者等紹介
有川浩[アリカワヒロ]
高知県生まれ。「塩の街」で電撃小説大賞を受賞しデビュー。ほかの著書に「図書館戦争」「三匹のおっさん」シリーズなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
207
横浜にある宝石商でのラブコメ小説。理性の若旦那と感性の工房職人のお仕事と恋愛模様。この面白さはお見事です。散りばめられた専門用語に付いていけないけど、誕生石改訂、世界·アメリカ三大希少石、ミネラルショーなど、僕らが知らないジュエリーの世界を垣間見られます。各章の終わりに掲載されたQRコードから、その章で登場したジュエリーのインスタが見られるようになっているのもキラッと光る画期的手法です。2025/07/12
美紀ちゃん
136
QRコードがありそこにはクロエが作った素敵な宝飾が。あーほんとかっこいい!と納得。画像ありがたい!吉野家の牛丼の食べ方→牛丼の上に紅ショウガ丼になるくらいにトングでのせる。ここにときたまご。牛丼の具に紅ショウガがアクセントになり溶き卵が紅ショウガの塩味と甘辛い具をまろやかにまとめる。やってみたい。ケンカみたいなプロポーズ。その時にパカっとしたダイヤモンドの指輪をいらないと言うかっこいクロエ。職場の人たちにプロポーズの事情聴取されている時の飲み会が楽しくて笑える。有川ひろさん大好き。キュン。すごくいい!2025/06/19
のぶ
105
久々の有川さんの本。本作の主人公は宝石展に勤める御曹司で、ある日取引先のお店で働く宝飾デザイナーと出会うといった内容。自分自身、宝石等にあまり関心がなかったので、内容にはあまり入り込めなかった。主人公のクロエとオオエにもあまり魅力を感じられなかった。有川さんの世界ってこんなのだったのかと、疑問を持ちながら読了。自分に合っていなかっただけだと思いたい。2025/06/27
うっちー
95
ジュエリーのことはわかりませんが、二人のやりとりはgoodでした2025/07/04
itica
84
宝石商のぼんぼん(大江)と彫金師(黒江)の恋を絡めたお仕事小説。ジュエリーにはそれほど興味のない私にはどうかな、と思ったけれどクロエとオオエのやり取りが面白く、時々胸きゅんで楽しませてもらった。出てくる指輪などがQRコードで確認できるので、なるほど個性的、これカワイイなどと感想を共有できるのも新しい(普通に写真を載せてくれた方が見易いけれど)。有川ひろさんはどんな世界を描いても上手いこと読者を取り込んじゃうね。 2025/07/27