出版社内容情報
お待たせいたしました、ド直球のお仕事ラブコメです。
恋と宝石。
「宝石の価値ってそんなに重要?」
思いがけない彼女の言葉がぼくを心地よく壊す。
当たり前を超えていけ
「いや、ごめん要らないわ、これ」
「は!?い、要らないってお前……嵌めてみもせずに!?」
横浜で三大続いた宝石(ジュエラー)商の嫡男・大江頼任と、彫金を家業とする職人の娘・黒江彩。
最初のデートで頼任が贈ったリングを突き返してから、二人の関係は「メシ友」と「恋人」の間で謎のまま。
頼任の店のお得意様のブライダルジュエリーのオーダーを皮切りに、クロエがジュエリーデザインを引き受けるようになってから、二人の関係性が変わっていく。
宝石をのぞくと見える美しい別世界。これを表現できるのは彼女だけ。
内容説明
横浜で三代続いた宝石商の嫡男・大江頼任と、彫金を家業とする職人の娘・黒江彩。最初のデートで頼任が贈ったリングを突き返してから、二人の関係は「メシ友」と「恋人」の間で謎のまま。頼任の店のお得意様のプライダルジュエリーのオーダーを皮切りに、クロエがジュエリーデザインを引き受けるようになってから、二人の関係性が変わっていく。
著者等紹介
有川浩[アリカワヒロ]
高知県生まれ。「塩の街」で電撃小説大賞を受賞しデビュー。ほかの著書に「図書館戦争」「三匹のおっさん」シリーズなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美紀ちゃん
92
QRコードがありそこにはクロエが作った素敵な宝飾が。あーほんとかっこいい!と納得。画像ありがたい!吉野家の牛丼の食べ方→牛丼の上に紅ショウガ丼になるくらいにトングでのせる。ここにときたまご。牛丼の具に紅ショウガがアクセントになり溶き卵が紅ショウガの塩味と甘辛い具をまろやかにまとめる。やってみたい。ケンカみたいなプロポーズ。その時にパカっとしたダイヤモンドの指輪をいらないと言うかっこいクロエ。職場の人たちにプロポーズの事情聴取されている時の飲み会が楽しくて笑える。有川ひろさん大好き。キュン。すごくいい!2025/06/19
のぶ
70
久々の有川さんの本。本作の主人公は宝石展に勤める御曹司で、ある日取引先のお店で働く宝飾デザイナーと出会うといった内容。自分自身、宝石等にあまり関心がなかったので、内容にはあまり入り込めなかった。主人公のクロエとオオエにもあまり魅力を感じられなかった。有川さんの世界ってこんなのだったのかと、疑問を持ちながら読了。自分に合っていなかっただけだと思いたい。2025/06/27
うっちー
54
ジュエリーのことはわかりませんが、二人のやりとりはgoodでした2025/07/04
ぼっちゃん
54
宝石商の若旦那(オオエ)が初めてのデートで贈ったリングを嵌めもせず要らないと返したジュエリー職人のクロエのお仕事ラブコメ。ジュエリーについて詳しく書かれているが、私はあまり関心がないのでジュエリーのカッコよさがわからなかったが最後にQRコードが付いていて、出てきたジュエリーがどのようなものだったかの見ることができて少しは分かったような気になった。有川さんの久しぶりの作品のような気がするが、有川さんらしい作品ではあった。2025/06/28
水色系
44
待ち焦がれてた有川ひろ様のラブコメですよ、皆の衆!!本当に一瞬で読み終えたわ。宝石って、さくらももこの『ももこの宝石物語』を実家の本棚からなんとなく手に取って夢中で読んだ小さい頃以来、ずっと憧れている(パライバトルマリンとムーンストーンがほしい…!)。クロエの職人気質とオオエの何でもそつなくこなせる点がうまいこと共鳴しており、やっぱり人間って自分にないものに惹かれるものだとわかったようなことを改めて思う水色系であった。2025/06/16