出版社内容情報
私たちの世界は今、どこへ向かうのか。ビッグデータで変わりゆく「価値」を問い直し「個人」を原点に共に生きる社会を提言する。
内容説明
社会のあり方が問われている今、データの適切な活用こそが、一人ひとりが、多様な価値観を受け入れあいながら、豊かに生きることを支える原動力である。データは誰のものか。多元的な価値を可視化する仕組みは根づくのか。個人の自由や選択肢は、データの共有によって狭められないか。新しい社会ビジョンを牽引するデータサイエンティストが説く、これからの私たちの「生きる」をより輝くものにするための提言。
目次
序章 コロナ禍が突きつけた文明への問い(二〇一九年までの日常は戻らない;新型コロナウイルスが引き起こした大変化 ほか)
第1章 データ駆動型社会はヘルスケアから始まる(個人のデータベース構築が進むとき;全国五〇〇〇病院がデータを提供 ほか)
第2章 これからのデータ・ガバナンス―データは誰のものか(データ活用とプライバシー保護は両立できるか;米国は企業主導、中国は国家主導 ほか)
第3章 多元化するデータ・エコノミー(データが生み出す多元的価値;社会信用スコアの可能性 ほか)
第4章 「生きる」を再発明する(テクノロジーはディストピアをもたらすか;「新しい社会契約」の必要性 ほか)
著者等紹介
宮田裕章[ミヤタヒロアキ]
1978年生まれ。専門はデータサイエンス、科学方法論。慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室教授。東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻修士課程修了。同分野保健学博士(論文)。専門医制度と連携したNCD、LINE×厚生労働省「新型コロナ対策のための全国調査」など、科学を駆使し社会変革を目指す研究を行う。2025年日本国際博覧会テーマ事業プロデューサーも務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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