講談社文庫<br> おいしいごはんが食べられますように

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講談社文庫
おいしいごはんが食べられますように

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  • サイズ 文庫判/ページ数 160p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065391877
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

芥川賞受賞作&30万部のベストセラー
世界各地で翻訳続々!
最高に不穏な仕事×食べもの×恋愛小説!

解説:一穂ミチ

「二谷さん、わたしと一緒に、芦川さんにいじわるしませんか」

真面目で損する押尾は、か弱くて守られる存在の同僚・芦川が苦手。食に全く興味を持てない二谷は、芦川が職場で振る舞う手作りお菓子を無理やり頬張る。押尾は二谷に、芦川へ「いじわる」しようと持ちかけるが……。どこにでもある職場の微妙な人間関係を、「食べること」を通してえぐり出す芥川賞受賞作!

共感が止まらない!
「わかりすぎてえぐい」職場ホラーNo. 1

サイコホラー小説? ミステリー小説? それとも恋愛小説? 不思議な感覚で読めた小説です。(文教堂横須賀MORE’S店/矢部直利)
喉の奥に詰め込んだ言葉や感情を吐き出したくなるような気持になった。(くまざわ書店サンシャインシティアルパ店/河口茜)
表紙・タイトルのほっこり感と内容とのギャップを、ぜひもっともっと多くの方に感じてもらいたいです。(明屋書店喜田村店/高橋杏奈)

内容説明

真面目で損する押尾は、か弱くて守られる存在の同僚・芦川が苦手。食に全く興味を持てない二谷は、芦川が職場で振る舞う手作りお菓子を無理やり頬張る。押尾は二谷に、芦川へ「いじわる」しようと持ちかけるが…。どこにでもある職場の微妙な人間関係を、「食べること」を通してえぐり出す芥川賞受賞作!

著者等紹介

高瀬隼子[タカセジュンコ]
1988年愛媛県生まれ。立命館大学文学部卒業。2019年、「犬のかたちをしているもの」で第43回すばる文学賞を受賞し、デビュー。2022年、「おいしいごはんが食べられますように」で第167回芥川賞受賞。2024年、『いい子のあくび』で第74回芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

クプクプ

63
高瀬準子さんの本は初めて読みました。私も事務職で働いているので、職場の人間関係の力関係は、よく理解できました。芦川さんという、仕事は休みがちだけど、趣味の料理で補って、その料理の方が、職場仲間からしてみたら、余計なお世話という内容でした。二谷という男性も、モテるような、面倒くさがりの性格も、描けていました。当然、料理の描写は、文句なく鮮明に描かれていて、読んで味覚が刺激されました。芥川賞も納得の一冊で、高瀬準子さんの他の作品も、ぜひ読みたくなりました。2025/06/08

FUKUSUKE

35
【サイン本】母が施設に入ってから、父の食事量が減った。だが、一緒に店に食べにいけば父はがっつり食べる。それほど独りの食事は味気がない。逆に「単なる栄養補給」としか考えられない人や、大勢で食べる食事や、身近な特定の誰かが作った食事を苦手と感じる人間からするとどうだろう。これは、そういう特殊な人の視点から食を通じて人間関係の複雑さを描いた作品だ。そんな視点を持つ主人公からすると、会食などで「おいしいごはんが食べられますように」というのは切実な願いなのだろう。張り付いた笑顔と本音のギャップは正にホラーだった。2025/04/28

mayu

27
ずっと気になってた本の文庫化。読み始めてすぐにうわぁ(驚)となって、そしてうわぁ(嫌)と続き沢山のうわぁの連続。頭痛薬を飲んで仕事する人が結果仕事を被る事になる現実に共感してしまうし、お菓子なんか作る暇あるならまずちゃんと働け!と感じてしまう私はきっと押尾さん側の人間なのだろうなと痛感する。だからこの最後は全然納得いかないし、芦川さんの事はとても嫌い(笑)そして食事ってとてもパーソナルな領域なんだなって凄く思った。気持ち悪いなぁこの空気と何度も思うのにどんどん読んじゃう不思議な一冊。読ませる力凄いです。2025/04/19

林檎

24
職場の雰囲気と言い登場してくる人達と言い、既視感ありまくりのリアルさだからか、微妙に嫌な感じもリアルに伝わってくる。私は押尾さん寄りのタイプなので芦川さんが苦手だ。だけど一番理解出来ないのは二谷さんかな。芥川賞受賞作に対して勝手に取っ付きにくいイメージを持っていたのだけど、この作品はすんなり入れた。2025/05/27

yapipi

22
なんて辛い人間関係、ほぼ全員が距離を置いて付き合いたい人達だと思う。毎日会わなければならない仕事関係の人達ならなおさら。こんなグチャグチャに巻き込まれるくらいなら仲間はずれにされた方がよほど気が楽だ。人間関係に付随して登場してくる数々の食べ物も美味しくは思われない。変な匂いがする。腐敗しているようにさえ感じられる。しかし、小説からそんな感じを受けるということは、きっと力のある書き手なのだろう。人間関係と食べ物を上手くリンクさせる発想の小説は初めて読んだ。その意味では素晴らしい。本を貸してくれた女性に感謝。2025/06/01

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