出版社内容情報
第62回講談社児童文学新人賞佳作『カトリと眠れる石の街』のシリーズ第3作!
★主な内容
舞台は19世紀後半のスコットランドの都市、エディンバラ。
カトリとリズは半年ばかり疎遠になっていた。
たまたま博物館の資料室で見つけた天体図に興味を持ったカトリ。博物館の館長ハミルトンが、天体図について調べて記事を書けば、雑誌に載せてくれると言う。記事を書くため、天体図について調べ、現地調査のためマッセルバラに行くことに。
同時期、ひさしぶりに会ったリズから、過去に自分たちがまきこまれた事件と怪異についていっしょに調べてほしいと誘いを受ける。奇しくも、カギとなるのがマッセルバラの地であった。
ふたりはマッセルバラに向かい、人々を訪ね歩くが、とある人物について話を聞こうとすると住民の様子はおかしくなり……。
天体図は何のためのものなのか? 手記にあるふしぎな赤ん坊「イードリン」とは? リズがカトリを誘った本当の目的は?
すべての怪異の謎が明らかになる第3巻!
内容説明
19世紀後半のエディンバラを舞台に、謎を解きあかすミステリー!ラディスローが無言でカトリを見つめている。先ほどまでのにこやかな笑顔は溶け落ちたように消えて、人形のように無表情な顔の中に、目だけがこちらを見ている。瞳はまるで山羊のそれのように横に長くゆがんでいた。人ではないなにかが、ラディスローを通してこちらを見ている。
著者等紹介
東曜太郎[ヒガシヨウタロウ]
1992年生まれ。千葉県出身。一橋大学社会学部卒業。エディンバラ大学国際関係専攻修士課程修了。「カトリとまどろむ石の海」(『カトリと眠れる石の街』と改題・改稿して出版)で第62回講談社児童文学新人賞佳作に入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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