出版社内容情報
今や歴史・時代小説の大家となった朝井まかては、デビュー作にしてこのハイクオリティ!
江戸も今も変わらぬ「人の世の情」を鮮やかに描き出す。
武士も町人も花を愛で、草木を慈しみ、楽しんでいた天下泰平の江戸。
向嶋で種苗屋を営む新次とおりん夫婦に、新種の桜草の注文が入る。だが、新次がかつて修業した植木商から思わぬ妨害を受け、夫婦の絆にも危機が訪れる。
著者の愛する江戸の園芸を描き、自然と人間への讃に溢れる傑作時代小説。
〈『花競べ 向嶋なずな屋繁盛記』改題〉
第3回小説現代長編新人賞奨励賞受賞作。
内容説明
武士も町人も花を愛で、草木を慈しみ、楽しんでいた天下泰平の江戸。向嶋で種苗屋を営む新次とおりん夫婦に、新種の桜草の注文が入る。だが、新次がかつて修業した植木商から思わぬ妨害を受け、夫婦の絆にも危機が訪れる。著者の愛する江戸の園芸を描き、自然と人間への讃に溢れる傑作時代小説。〈『花競べ』改題〉
著者等紹介
朝井まかて[アサイマカテ]
1959年、大阪府生まれ。甲南女子大学文学部卒業。2008年、小説現代長編新人賞奨励賞を本作で受賞してデビュー。’13年に『恋歌』で本屋が選ぶ時代小説大賞、’14年に同書で直木賞、『阿蘭陀西鶴』で織田作之助賞、’15年に『すかたん』で大阪ほんま本大賞、’16年に『眩』で中山義秀文学賞、’17年に『福袋』で舟橋聖一文学賞、’18年に『雲上雲下』で中央公論文芸賞、『悪玉伝』で司馬遼太郎賞。’19年に大阪文化賞。’20年に『グッドバイ』で親鸞賞、’21年に『類』で芸術選奨文部科学大臣賞ちと柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なんてひだ
蒼都羽月