講談社現代新書<br> ほんとうの会議―ネガティブ・ケイパビリティ実践法

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講談社現代新書
ほんとうの会議―ネガティブ・ケイパビリティ実践法

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065390115
  • NDC分類 809.6
  • Cコード C0210

出版社内容情報

討論なし。
批判なし。
結論なし。
「言いっ放し、聞きっ放し」の会議が、
なぜこれほど人生を豊かにするのか?

私たちが囚われている
「不毛な会議」観を
根底からひっくり返す!

人生を変える、新しい形のミーティング

本書の内容
●「ネガティブ・ケイパビリティ」と「オープン・ダイアローグ」が、新しいミーティングの二大要素。
●ネガティブ・ケイパビリティとは、「不確実さや神秘さ、疑いの中に、事実や理を早急に頼ることなく、居続けられる能力」。
●オープン・ダイアローグの核心は、ポリフォニー(多声性)。
●答えのない世界に身を置いて、対話し続けるうちに、思いもかけない世界が見えてくる。
●評価を放棄することで、自由で自然な対話が生まれる。
●ミーティングは、雑多な意見が披露され、種々の声が行き交うカーニバルのようであるべき。
●「答えは質問の不幸である」。すぐに答えを求めることは可能性を閉ざす。
●薬もカウンセリングも効果がなかったギャンブル症者が、自助グループのミーティングで回復。
●ラカン、メルロ=ポンティ、カミュ、バタイユ、ミッテランらフランスの知性を輩出したパリのアパルトマンで、日夜繰り広げられた「終わりなき対話」。

《目次》
第一章 ギャンブル脳を回復させるミーティング
第二章 心の病いを治すオープン・ダイアローグ
第三章 悪を生む会議と人を成長させるミーティング
第四章 答えは質問の不幸である

内容説明

人生を変える、新しい形のミーティング。討論なし。批判なし。結論なし。「言いっ放し、聞きっ放し」の会議が、なぜこれほど人生を豊かにするのか?私たちが囚われている「不毛な会議」観を根底からひっくり返す!

目次

第一章 ギャンブル脳を回復させるミーティング(ギャンブル脳とは;自助グループの独特なミーティング ほか)
第二章 心の病いを治すオープン・ダイアローグ(オープン・ダイアローグの発見;オープン・ダイアローグの実際 ほか)
第三章 悪を生む会議と人を成長させるミーティング(悪を生む会議の現在;旧日本軍の悲惨な作戦会議 ほか)
第四章 答えは質問の不幸である(モーリス・ブランショと「サン・ブノワ通りの仲間たち」;サン・ブノワ通りのマルグリット・デュラス ほか)

著者等紹介

帚木蓬生[ハハキギホウセイ]
1947年、福岡県生まれ。作家、精神科医、医学博士。東京大学文学部仏文科卒業後、TBSに勤務。2年で退職し、九州大学医学部に学ぶ。93年に『三たびの海峡』で吉川英治文学新人賞、95年に『閉鎖病棟』で山本周五郎賞、97年に『逃亡』で柴田錬三郎賞、2010年に『水神』で新田次郎文学賞、11年に『ソルハ』で小学館児童出版文化賞、12年に『蝿の帝国』『蛍の航跡』(「軍医たちの黙示録」二部作)で日本医療小説大賞、13年に『日御子』で歴史時代作家クラブ賞作品賞、18年に『守教』で吉川英治文学賞および中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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coldsurgeon

14
ネガティブケイパビリティという考え方は、最近知られるようになったが、キーツの私信に端を発するという。その実践はどのようになされるのか。それを知ることができることが例示される。医療現場では、会議・ミーティングがよく開かれる。その場は、往々にして、ディベロップメントの場となり、何らかの結論・解答を出す場となる。殺伐とした終わりを見ることは多い。それに対して、オープンダイアローグとして、考え方の優劣を求めず、耳を傾けることに注力し、正しさを求めなくては良いのではないか。正しい説明は凶器と、答えは質問を殺す。2025/03/28

mikio

8
「答えは質問の不幸である」「答えるという行為は、質問の本質、答えられることによって消えてしまわないような大切なものを、再び取り戻すという性質のものである」(モーリス・ブランショ)「すべてを知っていることは、真実を手放してしまうことである」(ウィルフレッド・ビオン)逆説的ではあるが、求めれば安易に答えを得られる時代であるとともにVUCAの時代とも言われる現在だからこそ非常に重みのある言葉だと感じた。答えの出ない事態に耐える力を養いたい。2025/04/26

spike

3
ビジネス会議に使えるネガティヴケイパビリティ実践法をとかかなと読み進めるも後半はデュラス論が続く。でも著者の伝えたいことはすごくわかる。2025/04/14

KEIJI

2
ネガティヴ・ケイパビリティついてのエッセイ。タイトルに、「実践法」とあることから、「ネガティヴ・ケイパビリティを会議に活かすノウハウ」を期待して読んだら、肩透かしを喰らった。資本主義社会における営利企業の一義的な目的は、利潤の追求である(もちろん、法の遵守の上で)が、企業の会議の場で、好き放題言いっぱなし、結論も出さずで、のらりくらりしているうちに経営が傾いたらどうすんの?という気持ちを抱いた。もちろん、ネガティヴ・ケイパビリティの概念は素晴らしいし、人生において必要な場面もあるとは思う。2025/04/28

Go Extreme

2
オープン・ダイアローグ 不確実さを受け入れる 対話による問題解決 アノニマス・ネーム 無力さの受容 原因探しの否定 心の流れを断ち切らない 無評価 多声性 ミハイル・バフチン 立会人と傍観者 平等・民主主義・敬意 透明性 成り行き任せ 聞き入る返答 生の1回限りの出来事 ジョン・キーツ 答えは質問の不幸 否定の働き 終わりなき対話 議論偏重への警鐘 シンポジウムの語源 シュンポシオン 倫理観と共感性 利益追求型AIの危険性 組織内部の会議の弊害 上意下達の会議 結論を急ぐ議論 責任の所在が曖昧な会議2025/04/12

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