父の回数

個数:
電子版価格
¥1,881
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

父の回数

  • 王谷 晶【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 講談社(2025/04発売)
  • 読書週間 ポイント2倍キャンペーン 対象商品(~11/9)
  • ポイント 36pt
  • ウェブストアに7冊在庫がございます。(2025年11月01日 00時01分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065389683
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

話題のシスター・バイオレンスアクション『ババヤガの夜』の著者が放つ傑作小説集。

父親が死んだという連絡がある。母親は三十年以上前に父と離婚してから、まったく没交渉だった人間だ。葬式を準備する私と母の顔には、「めんどうくさい」という字がくっきり刻まれている(「かたす・ほかす・ふてる」)。

誰にも同情されず、注目もされず、生きる営みを淡々鬱々と続ける人々の心を照らすものとは? 孤独な現代人の心を揺さぶる「ダイバーシティ」ファミリー小説五編。

こんな風に書かれる主人公たちが心底羨ましい。理屈じゃなくて、肌触りが好き。独り占めしたいから読まないでください!
―尾崎世界観(ミュージシャン・作家)

全編、順番を付けられないくらい好きです。そして、どのお話にでてくる人も好きです。
共に生きられなくても、あなたを生かしてくれるひとはいるのだよ、と王谷さんが語りかけてくれるようでした。
―町田そのこ(作家)

これはあなたの話であり、わたしの話であり、あなたのすぐ隣で生きているひとの話だ。
―永井玲衣 (哲学者・作家)

つながりは言葉のまえに、そこにあって、じぶんの家族も、本当は名付けられないなにかだ。
本書は家族という最小の社会につけられた、無数の傷を愛そうとするこころみである。
―海猫沢めろん(作家)

この小説たちは、まさに現代の「人間喜劇」(19世紀の文豪バルザックの小説群)だ!―(担当編集)

内容説明

人間関係にレッテルなんて必要ない。ぼくらの孤独な心に突きささる、“ポスト・ダイバーシティ”小説。誰にも同情されず、注目もされず、生きる営みを淡々鬱々と続ける人々の心を照らすものとは?現代に生きる私たちのディテールを驚くべき解像度で描いた「人間喜劇」五編。

著者等紹介

王谷晶[オウタニアキラ]
1981年東京都生まれ。著書には、小説で『ババヤガの夜』(ロサンゼルス・タイムスで「この夏読むべきミステリー五冊[二〇二四年]」に選出)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

98
王谷さん作品4冊目になりましたが、今のところ結局は最初に読んだ話題作『ババヤガ~』がぶっちぎりでカッコ良すぎたせいか、他の作品が残念ながら印象薄になってしまっています。本作は短編集ですが、なぜかイマイチ波に乗りきれず、ぼんやりとした印象のまま読了してしまいました。決して面白くないワケではありませんが、個人的には読みやすいとは思えず、他の作品を読んでみるのはいったんストップして、まずはここまででいいかなと。しかし、どうして『ババヤガ~』があんなにインパクト鮮烈で面白い作品に仕上がってるのかある意味謎ですね。2025/08/30

星群

69
初読み作家さん。5篇からなる短編集。〝人間喜劇〟と銘打ってたけど、喜劇なのかこれはと疑問符が付く。ここで紹介したいのは『リマインド』アルバイト先の同僚をあることから助けるためのタイムループ。なかなか心を開かない彼女に、あなたのためなのよと手に汗握りましたが、結末に置いてけぼりにされちゃいました。2025/08/18

サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥

68
(2025-101)【図書館本-76】ダガー賞を受賞した王谷さん、初読みの作家さんでした。世の中の「標準」からみたらちょっと変わった「家族」をテーマにした短編集。「おねえちゃんの儀」では同性カップル、「あの子を知ってる?」では家族を放り出し自由奔放な生活をする母などが描かれている。「リワインド」はこの中では異色なタイムリープ物のSF仕立て。表題作の「父の回数」に出て来る父親は最低な奴だな。離婚した母は正解だと思う。事前の印象とはちょっと違ってましたが、話題の「ババヤガの夜」も読んでみようと思う。★★★2025/07/20

itica

61
何だろう、言葉にするのは難しいけれど好きな短編集だった。色々な形の人との繋がりを読んで、でも孤独感を拭えないような寂しさを感じる。地味にじわじわときて、主人公の気持ちを考えてしまう。それはきっといつかは訪れる「死」と無縁ではないと思う。「◀◀リワインド」「父の回数」が印象的。 2025/06/13

もぐもぐ

57
家族にまつわる5つの短編。同性愛女性の同居だったり、ふらっといなくなる母だったり、数十年会ってない離婚した父だったり。家族ってほんと不思議な関係だなってしみじみと。感情表現が繊細で、どれも主人公を応援したくなる話でした。タイトル作はオチが切なかったし、昔のバイト仲間を助けようと奮闘する『リワインド』はドタバタ展開が楽しくて、とても面白かったです。そういえば昔テレビデオってありましたね。 #NetGalleyJP2025/05/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22578784
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ドワンゴ」にご確認ください。

最近チェックした商品