- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 青年(一般)
- > 講談社 モーニングKC
出版社内容情報
地政学に基づいたチセイと、ちょっとの荒技(主にプロレス技)で事件を解決する地政学リスクコンサルタントの八田百合。
移民の入居者が多いスウェーデンの団地内で起こった「ご近所トラブル」を解決してほしいとの依頼が。
問題の中心にいるのは、ギャングスタラッパー集団に所属するクルド人の青年・アズマルとスウェーデン人の頑固親父・エリック。
「スウェ―ディッシュ・ポップ」をきっかけに少しずつ理解を深める二人だったが、
何者かにエリックが襲われる事件が起きて事態は急変…!
混乱の中、国を持たない青年が積年の想いをブチかます!
大統領選直前のアメリカ合衆国では、分断者・カイと再会!
宗教施設を模したテーマパーク「ノア」での経営陣とボランティアスタッフの亀裂を巡り、百合対カイの戦いが再び幕を開ける!
「2024年米大統領選」も徹底解説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
P太郎 ̄(=∵=) ̄
13
【スウェーデン編】移民が多い団地の血の気の多いおじいちゃんが襲撃される。ギャングスタ気取りのクルド人若者が疑われ、分断、疑い、差別が噴出。スウェーデンで生まれ育ったクルドのアズマルはその時…!うっかり電車で泣くとこだった💦しかし、あおっていた団体に誰も気づかないの、怖い😱同じ民族だったツチ族とフツ族の争いを裏で操っていたように、得する誰かが仕組んでるのに考えが至るだろうか🤔【米国編】テーマパーク、ノア🚢米国らしい宗教施設だな。極右と極左と分断と。天敵カイは一枚上手だ。2025/03/22
にゃむこ@読メ13年生
9
スウェーデ編完結。移民問題を取り上げてきたが、百合曰く「実は日本も東南アジアからの技能実習生や在留外国人らで移民大国になってきているが、島国ゆえその自覚がない。自覚と理解が進まない中で移民が増えれば偏見だけが育つ」(要約)という危険性もあるとのこと。確かに日本人の中で一生を終える人が殆どか。そして17巻目にして三度目の舞台はアメリ編。先の大統領選挙のことやLGBTQ問題など実にタイムリー。今巻百合のプロレス技はエルボースイシーダ、ローリングエルボーからのタイガースープレックス85が炸裂。2025/03/26
毎日が日曜日
5
★★★+2025/03/23
ヒラノユウスケ
2
移民、宗教、LBGTQ… これらに端を発する”対立”は、全部「自分(たち)と違う奴ら」を受け入れ(られ)ないところからはじまる。現在私の職場は日中半分以上外国人だが、彼らと私ではまるで価値観が違う。例えば「AM9:00勤務開始」と聞いて皆さんは何時に出勤するだろうか。着替えやその他準備も含めて9時10分前だろうか。いやいやギリギリ5分前だろうか。彼らは9:00ちょうどに門をくぐる。小さなことだがこれを許すか?許さないか?我々に合わせさせるのか?彼らに合わせるのか?その中間か?を考えるのが政治だと思うのだ。2025/04/14
たこ
2
今回も単行本でまとまったことで、流れと本質が理解できた。対岸の火事じゃないよなぁと思う。2025/03/30