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出版社内容情報
国立大医学部入試9浪のすえ、娘が母を刺殺した――。これは、母から過剰な目標を強いられた宮川ひかりの半生を紐解く物語である。ひかりは“現役生”として、はじめての受験を迎える。志望校のレベルを下げることを母は許さない。母娘の長く苦しい“受験”がはじまった。メッセージで、メールで、口頭で、激しさを増す母の罵倒。母への恐怖がひかりの心をすり減らしていく……。想像を絶する母娘二人の“浪人生活”が描かれる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あやめ
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元祖・毒親。ほんとクソ。けど、自分だったら200%言い返してるし、暴力も辞さないし、家出も完遂できたと思う。なんならしかるべき機関に相談もできたはずなんだけど、それに思い至れなかったくらい酷い扱いを受けてたのかもしれなくて、本人は自己肯定感0だったんだろうから同情はする。父親にも相談できなかったのかなあ。結局のところ、自分の決断に最後まで自信が持てなかったというのに尽きるのかもしれない。衣食住を擲つ勇気は年々なくなっていくからね… これ貧乏だったらもっと違う結末あったんじゃないかとも感じる。2025/05/13