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出版社内容情報
昭和最後の大名人・有楽亭八雲に、押しかけ弟子入り志願した元チンピラ・与太郎。内弟子など一切取らぬはずの八雲が、何のきまぐれか与太郎を受け入れることに……。そこから始まる、夭逝した伝説の天才落語家・助六と、彼の影を追いながら一人落語界に残された八雲の、知られざる因縁噺とは――!?
昭和の落語界を舞台に、噺家の愛おしき素顔と業を描いた傑作が新装版となって登場!!
※3巻バージョン:第3巻は通常版の5・6巻を収録。新規描き下ろし表紙イラストで登場!!
※収録内容や描き下ろしマンガのページ数には変更の可能性があります
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
24
「いい客だな あったけえけど笑いすぎない(略)人様々だァ ありがてえ 落語は客が語らすってのァ こういうこった」そうして助六が演るのが「芝浜」だ。そこで思い出すのは、立川談志がよみうりホールで演った伝説の「芝浜」のこと。あれもまた客がさせたのだろう。談志は常々「落語とは人間の業の肯定である」と言った。奇しくも今巻で八代目八雲が与太郎にこう告げる。「決別じゃなくて抱えて生きろ 罪を忘れるな それが人間の業ってもんさ」と。それにしても、泣く小夏を落語を子守唄に寝かしつける八代目の場面は沁みるねぇ。2025/03/29
雨
16
過去から現代に。やはり助六さんの死ぬシーンは辛い。与太の明るさに救われる。2025/03/22