猫弁と奇跡の子

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猫弁と奇跡の子

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  • サイズ 46判/ページ数 296p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065373361
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

冴えない容貌、天才的な頭脳、人の幸せを第一に考える稀代のお人好し弁護士、百瀬太郎。大福亜子と入籍を果たし、まだ式は挙げられていないものの、結婚生活にも少しずつ慣れてきた、そんな時。福引きの一等賞で、とんでもない「景品」をもらったという相談が――。

いつもより、事件も謎も、喜びも驚きも、超特盛!

累計53万部突破!の大人気シリーズ「猫弁」、第2シーズンここに完結!


婚約から三年かかってやっと入籍した百瀬と大福亜子。
しかしまだ、結婚式を挙げられていなかった。

ある日、亜子の勤め先、ナイス結婚相談所に思わぬ客が訪れる。
百瀬法律事務所の事務員、仁科七重だった。
亜子にしか叶えることのできない「願い」があるらしい。
百瀬は、ひなた商店街の野原鮎太の相談を受けていた。
福引きで当たった一等賞の「景品」。
そのせいで、夫婦の間に亀裂が走ったそうだ。

次から次へと迫り来る事件を、百瀬は乗り越えられるのか?
シーズン2、感動の完結編、いよいよ開幕!


第1シーズン
『猫弁 天才百瀬とやっかいな依頼人たち』
『猫弁と透明人間』
『猫弁と少女探偵』
『猫弁と魔女裁判』

第2シーズン
『猫弁と星の王子』
『猫弁と鉄の女』
『猫弁と幽霊屋敷』
『猫弁と狼少女』
『猫弁と奇跡の子』(本作)

内容説明

婚約から三年かかってやっと入籍した百瀬と大福亜子。しかしまだ、ふたりの結婚式を挙げていなかった。ある日、亜子の勤め先、ナイス結婚相談所に思わぬ客が訪れる。百瀬法律事務所の事務員、仁科七重だった。亜子にしか叶えることのできない「願い」があるらしい。百瀬は、ひなた商店街の野原鮎太の相談を受けていた。福引きで当たった一等賞の「景品」。そのせいで、夫婦の間に亀裂が走ったそうだ。次から次へと迫り来る事件を、百瀬は乗り越えられるのか?第2シーズン、感動の完結作、いよいよ開幕!

著者等紹介

大山淳子[オオヤマジュンコ]
東京都出身。2006年、『三日月夜話』で城戸賞入選。2008年、『通夜女』で函館港イルミナシオン映画祭シナリオ大賞グランプリ。2011年、『猫弁 死体の身代金』で第3回TBS・講談社ドラマ原作大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょろこ

119
最高完結巻の一冊。やっと入籍したものの結婚式はまだの百瀬と亜子。そんな二人の元に舞い込んだのは七重さんからのとても素敵な提案と、福引詐欺事件。今回も笑いと温かさいっぱいでどんどん読まされちゃう。そしてシリーズ初と言ってもいいぐらい一喜一憂の展開にやられた。亜子の涙も気持ちも手に取るようにわかり、さすがに百瀬に一言物申したくなったほど。何をどうすればみんなが幸せになれる?今作は完結巻だけあって、全てがあるべきところに収まりゆくカチッという音が最高に気持ちよかった。散りばめられた幸せにこちらまで幸せいっぱい。2025/01/16

itica(アイコン変えました)

71
亜子の友人に「破滅型おひとよし」と言われる百瀬太郎。うん、合ってる。猫やら子供やらを押し付けられ、相も変わらず百瀬は振り回されている。妻の亜子も息つく暇もない。そして今度こそ本当の夫婦の危機を迎え、ハラハラしたよ。でも終盤の場面は良かった。みんなの笑顔が目に浮かぶようだ。百瀬や亜子が幸せだと、読む方もおすそ分けを貰ったように幸せな気持ちになる。 2025/01/08

ままこ

66
シーズン2締めくくり。ついに結婚式を挙げることになった百瀬と亜子ちゃん。これまで胸に溜めていたことが決壊し心のままに動く亜子ちゃんにエールを送りながら読み進める。途中で色々トラブル発生。百瀬らしいといえばそうだけど、あの態度はダメだろうという場面が二つある。あのセリフも言ってはいけない。亜子ちゃんが可哀想。どうなることかと思ったが収まるべきところにそれぞれおさまりホッとした。ゆるいことは人生の潤滑剤。百瀬も奇跡の子だけど、それに寄り添える亜子ちゃんも唯一無二の奇跡の子。今からシーズン3が待ち遠しい。2025/02/07

Ikutan

63
今回は、表紙から百瀬先生と亜子ちゃんの結婚式のお話だとは想像していましたが、そこまでに至るまでにまたまた一波乱。ひなた商店街の突然の福引きと驚きの商品でトラブル発生。そして、あの小太郎くんのおかあさんはまたしても、小太郎くんを置いて行ってしまう。百瀬先生の優しさも過ぎれば、そりゃ亜子ちゃんにとっては困りもの。今回は思ってることをきちんと言えてよかったよ。そして、七重さん大活躍でしたね。上手く丸まって大団円のラストにほっこり。二人の今後や小太郎くんの成長、まこと先生の出産も気になるので第三シーズンに期待!2025/01/25

aquamarine

57
第二シーズン完結。七重の行動力と提案により、亜子はある計画をすすめる。一方で百瀬は福引であたった一等商品のことで相談を受け…。他にも置き去りにされた少年、本人の知らないうちに土地と住居を売買されてしまった老人など目が離せない。百瀬はとにかく百瀬でありそこが魅力ではあるのだが、今回の決断、さすがにそれはだめだろう。七重の正論すぎる正論にほっとし、続く言葉と展開に目をみはる。百瀬の周りにいる人たち、それは百瀬の築いた財産だ。百瀬はまだまだ変わらなくてはいけないが、彼らに助けられ二人の未来はきっと安泰のはずだ。2025/02/09

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