出版社内容情報
「私のいる場所が正義だなんて誰が言った」
5人の刑事の最低な1日の、最悪な選択。
「彼は法を破ってでも、君を救ってくれるのか?」
違法捜査 昇任試験 監察官室 追跡 6億3000万円 小心者 人質家族 逃走経路 管理官 埼玉県警武南警察署 警視庁捜査一課特殊犯捜査……
正義と悪の狭間を行く5人の刑事の行き着く先は……!?
誰も見たことのない、衝撃の警察小説誕生!
内容説明
埼玉県警武南警察署の五人の捜査員は強盗傷害事件の被疑者逮捕のために向かった先で、偶然発見した不審車輛と銃撃戦となる。銃撃犯は確保したが車内から死体と六億の現金が見つかり、直後に捜査員の一人が何者かに拉致された。仲間を救うため法の壁を超える警察官の頭脳戦を描く爆速クライムサスペンス!
著者等紹介
木内一裕[キウチカズヒロ]
1960年、福岡生まれ。’83年、『BE‐BOP‐HIGHSCHOOL』で漫画家デビュー。2004年、初の小説『藁の楯』を上梓(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツン
57
出だしから目を釘付けにされる作風。本当にすごい。2024/12/08
NAOAMI
10
木内氏の本は嫌いだ。圧倒的スリルと起+承転承転結だらけで怒涛のスピード感で読ませてしまうしそのテンポの中で抜け漏れがなく納得させられるし、生き帰りの電車内で読み終えてしまうのに、読み飛ばした感はなくグッタリ読み疲れもする。ホント1日で読めてしまうから勿体ない。超コスパ悪い。だから嫌いだ。埼玉県所轄署捜査員たちが前半の事件で頭脳的な武装強盗と対峙しある種の共犯関係を結んだかと思いきや、後半は籠城する彼らを警視庁の包囲網から脱出させた挙句のラストシーン。丁々発止の会話と法をガン無視した悪びれない展開に大興奮。2024/11/26
桜田木下
5
菊島シリーズができることを期待。その時は他の4人と対決することになるだろう。2025/01/03
hiroy
5
ジェットコースターばりに色んな事が偶然重なってどんどん悪い方向へ進んでしまう埼玉県警のチーム5名がいよいよどうにもならない最悪の事態まで引きずり込まれる。リーダーが悪辣でキレキレでカッコよい。警察のモラルは?て感じではあるけど悪漢小説ならOK。このリーダーと色んなとことの交渉ネゴがヒリヒリして面白い。緊張感があってここまで言っていいのかとこっちがヒヤヒヤする。なんでやねん。表紙のお姐ちゃんが主人公かと思っていたらまあそんな感じでもないかな。ところで木内さん今度は行き当たりばったりで書いてたらしいwマジかw2024/12/22
Hideki
3
木内一裕、面白いね。この作品も面白かった。登場人物のキャラが魅力的だな。まさしくバッド・コップだ。2025/02/23